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科学と芸術、日常と創造をつなぎながら、多様な人々の関わりが新たな表現を生み出す

千葉県松戸市の戸定邸松雲亭戸定が丘歴史公園をメイン会場に、国際フェスティバル「科学と芸術の丘 2025」が本日2025年10月24日(金)から10月26日(日)まで開催される。本フェスティバルはクリエイターやアーティストが活躍できるまちづくりを掲げた松戸市と共に、創造性豊かな“クリエイティブ・シティまつど”を目指し、市民主体のイノベーション・プラットフォームとして2018年から開催されている。今年のテーマに「Delta of Creativity − 創造のΔ −」を据え、科学・芸術・自然という異なる流れが交わり、新たな問いや表現が芽吹く“創造の場”として世界の最前線の知と表現が松戸に集う。

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今年は、在日スイス大使館・科学技術部やオーストリア文化フォーラムとの新たな国際連携が実現。さらに、メディアアートの世界的文化機関「アルスエレクトロニカ」との共同キュレーションによるエキシビジョンを中心に、トークやワークショップが展開される。チケットは公式サイトから購入できる。

見どころ

「在日スイス大使館・科学技術部×科学と芸術の丘 MISAF Lab 共同プロジェクト」

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スイスと日本をつなぐ国際的なサイエンスアートプロジェクトが展開される。スイス国立研究拠点(NCCRマイクロバイオーム)とスイス・ローザンヌに所在するミュゼ・ド・ラ・マンが共同で企画した展覧会「INVISIBLES:微生物たちの隠された世界」、および両国から約300名の市民が参加する研究「The Garden Experiment」。微生物をきっかけに人体の健康や多様性、周囲の環境について問いかける。

Anca Benera & Arnold Estefán in collaboration with Pavel Brăila《Floral Whispers》

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ウィーンを拠点に活動するAnca Benera & Arnold Estefán とベルリンを拠点とするPavel Brăilaがヨーロッパ各地を巡り、絶滅の危機にある植物の花粉を採取・アーカイブしたプロジェクト。展示では、花粉の色彩をもとにしたカラーサンプルと、ミツバチが花に触れる際の振動音に着目して作られたという、蜜蝋レコードに刻んだサウンドピースが紹介される。

Domestic Data Streamers《Synthetic Memories》

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AI技術を活用し、失われた記憶を再構築するプロジェクト《Synthetic Memories》。インタビューと生成AIを組み合わせ、参加者の記憶をイメージとして蘇らせる。記憶は精密な写真ではなく、感情や印象をともなう曖昧な像として再構成されるのが特徴となっている。

Ars Electronica Futurelab、ワコム、TOA《Life Ink Community》
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バイオセンサーを装着したデモンストレーションの様子。右から掛晃幸(ワコム)と宮田哲(TOA)

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身体そのものを“ペン”として創造性を描き出す《Life Ink Community》。 Ars Electronica Futurelabとワコム、TOAが共同開発したプロジェクト。装着したバイオセンサーが脳波・筋電・発汗などの身体信号を感知し、空間にデジタルインクのストロークとして可視化する。

東京大学DLX Design Lab、東京大学獣医動物行動学研究室、原啓義《Rats in the City(都市のネズミ)》

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都市をかけまわるネズミを、科学とデザイン、そして写真の力で見つめ直すのが本展示《Rats in the City(都市のネズミ)》。東京大学DLX Design Lab、獣医動物行動学研究室、写真家・原の三者が協働し、都市生態系に生きるネズミの実像を多角的に探る。

東京大学DLX Design Lab、東京大学応用昆虫学研究室《Tabemaru》

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《Tabemaru》は、食品廃棄物の循環を身近に感じられるようデザインされたフードコンポストプロジェクト。通常のコンポストが微生物によって数週間〜数ヶ月を要するのに対し、このデバイスではアメリカミズアブの幼虫を活用し、わずか数十時間で生ごみを分解。効率的かつ持続可能な循環の仕組みを提示する。

三木麻郁×国立病院機構新潟病院臨床研究部医療機器イノベーション研究室 石北直之*《「とほく おもほゆ」KYOTO STEAM 国際アートコンペティション2022 制作作品》

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医療技術と祈りの行為を重ね合わせたインスタレーション《とほく おもほゆ》。アーティストの三木麻郁と医師・石北直之による共同制作で、3Dプリンタ製の人工呼吸器をモチーフに構成されている。コロナ禍に世界中で呼吸器不足が叫ばれる中、石北によって考案された試作機をもとに、三木が「呼吸」そのものを問い直す作品として再構築した。

「科学と芸術の丘 2025」開催概要

会期2025年10月24日(金)~10月26日(日)
会場戸定邸、松雲亭、戸定が丘歴史公園、松戸中央公園、松戸市内各所
URLhttps://science-art-matsudo.net/