ルイ・ヴィトンのアイコンスニーカーがアートピースに。ミラノにてエキシビション「White Canvas: LV Trainer in Residence」開催
ルイ・ヴィトンは、イタリアのミラノにて、「White Canvas: LV Trainer in Residence」と題するエキシビションを2023年2月24日から3月16日まで開催する。メンズを代表する「LV トレイナー・ライン スニーカー」を芸術的に再解釈した新たな作品の登場を祝して、その世界観を楽しめるエキシビションとなる。プロジェクトの第一弾に参加するのは、1980年代のニューヨークのアンダーグラウンドシーンで活躍した3名のアーティスト。限定のLV トレイナー・ライン スニーカーの発売も予定されている。
このプロジェクトは、元メンズ・アーティスティック・ディレクターのヴァージル・アブローが発案したもので、メゾンを象徴する真っ白なレザーのロートップ「LV Trainer」をキャンバスに見立て、アートとの交流を図るものである。今回の展示は、Sky Gellatlyのキュレーションの元、グラフィティアーティストのレディ・ピンク(Lady Pink)、アーティストのリー・キュノネス(Lee Quiñone)や故・ラメルジー(Rammellzee)が、LV トレイナーを再解釈したプロジェクトからスタートする。それぞれのアーティストの創作活動に基づいたハンドペイントのスニーカーをはじめ、コラボレーションを図解するマルチメディアを駆使したインスタレーションやLV トレイナーの製作過程を映したショートビデオなどが展示される。
参加アーティスト紹介
リー・キュノネス(Lee Quiñone)
ニューヨークの地下鉄芸術運動で最も影響力のあるアーティストの一人。社会政治的な挑発的な内容と複雑な構成で熟した作品で賞賛を浴びている。
レディ・ピンク(Lady Pink)
グラフィティ・アートの隆盛を牽引したレディ・ピンクは、ヒップホップ界でカルト的な人気を誇る一方、ファインアートの世界でもその地位を確立している。
ラメルジー(Rammellzee)
多面体のグラフィティ・ライター、ビジュアル・アーティスト、哲学者、ミュージシャンであったラメルジー(1960~2010)は、ニューヨークのストリートの朽ちた無法地帯の現実を反映し、多様で豊かなアート作品を創り出した。
LV Trainerについて
ヴァージル・アブローがルイ・ヴィトンのデビューコレクションのためにデザインした「LV Trainer」は、バスケットボールシューズのオーセンティックなコードと、メゾンのアイコンやサヴォアフェールを融合させたものである。現在では、スニーカー界のアイコン的存在となり、ロートップとハイトップの両方でメンズ・コレクションの定番となっている。LVトレーナーは、イタリアのフィエッソ・ダルティコにあるメゾンのアトリエで、7時間以上の時間をかけて一足ずつ丁寧に作られている。
「White Canvas: LV Trainer in Residence」 エキシビション 開催概要
会期 | 2023年2月24日~3月16日 |
会場 | イタリア・ミラノ Garage Traversi in Milan (Piazza S. Babila, 20122) |
時間 | 午前10時~午後7時半 |