展示室外で展開するコレクションの数々
慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMCo)で「ふとした点景 - 岡崎和郎」展が2025年1月9日(木)から2月7日(金)まで開催中。本展は展示室の展覧会だけでは鑑賞することができない美術作品や学術資料などを展示室外で紹介する新たな展覧会シリーズ「ふとした点景」としての取り組みで、第一回となる今回は、現代美術作家・岡崎和郎の「御物補遺(ぎょぶつほい)」作品が2025年に四期に分けて紹介される。
岡崎和郎(1930–2022)
岡山県岡山市生まれ。早稲田大学で美術史を学ぶ。1958年より読売アンデパンダン展に出品し、作家としての活動をはじめる。初期のオブジェでは「内部」を起点に、外と内、表と裏、虚と実をめぐる問いかけを示し、身体の痕跡といった人間全般へと対象を広げた。1963年より、部分を通して全体を見通す造形思想「御物補遺(ぎょぶつほい)」を確立し、生涯にわたり多彩な制作を行った。倉敷市立美術館(1997年)、奈義町現代美術館(2001年)、神奈川県立近代美術館 鎌倉(2010年)、千葉市美術館(2016年)、北九州市立美術館(2016-2017年)など数多くの個展を開催。
「ふとした点景 - 岡崎和郎」展 開催概要
会期 | 第一期:2025年1月9日(木)~2月7日(金) 第二期:2025年3月17日(月)~5月16日(金) 第三期:2025年6月3日(火)~8月6日(水) 第四期:2025年10月~12月予定 |
時間 | 11:00〜18:00 |
会場 | 慶應義塾ミュージアム・コモンズ展示室 |
URL | https://tinyurl.com/36m9rr7m |