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北陸3県を舞台にした工芸の祭典「北陸工芸の祭典 GO FOR KOGEI 2021 」が開催

北陸工芸プラットフォーム実行委員会は、富山、石川、福井の北陸3県を舞台にした工芸の祭典「北陸工芸の祭典 GO FOR KOGEI 2021」を「工芸の時代、新しい日常」をテーマに二つの特別展を2021年9月10日(金)から10月24日(日)まで同時開催する。特別展Ⅰ「工芸的な美しさの行方 工芸、現代アート、アール・ブリュット」では総勢20名の作家の作品を重要文化財指定の勝興寺、那谷寺、大瀧神社・岡太神社で展示。特別展Ⅱ「工芸×Design 13人のディレクターが描く工芸のある暮らしの姿」ではディレクターと北陸の工芸ジャンルを代表する工芸作家や職人がコラボレーションを行い、13通りの工芸のある暮らしの姿を提案する。

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北陸工芸の祭典 「GO FOR KOGEI 2021」
工芸の時代、新しい日常

特別展Ⅰ「工芸的な美しさの行方、工芸、現代アート、アール・ブリュット」

2012年に金沢21世紀美術館において本展キュレーターである秋元雄史がキュレーションした「工芸未来派」で見せた現代アート化する工芸を深化、発展させ、さらに現代アートとアールブリュットを加え、より広域化し、多様化した今日のアートとして紹介すると同時に、その三者が織りなす創造的な時間と空間を、富山、石川、福井の重要文化財指定の歴史的建造物において45日間同時に展開する、初めての試みとなる。

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四代田辺竹雲斎《共鳴》2017 Photo by Tadayuki Minamoto

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⼭際 正己 Photo:WATANABE Osamu

文化財空間に呼応した工芸の概念を超えるスケールの大きな展示

今回の会場となる勝興寺、那⾕寺、⼤瀧神社・岡太神社は、地域の歴史や⾵⼟をあらわす場所で、いずれも⽂化財指定を受けた歴史的建造物です。建築空間に対応した新作を含む総勢20名のアート作品が大きなスケールで設置されて、場所と作品との間でいきいきとした関係を構築していく。

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牟⽥ 陽⽇《Awakening》2021

出品作家

青木千絵、伊藤慶二、九代岩野市兵衛、沖潤子、金重有邦、桑田卓郎、神代良明、佐々木類、澤田真一、nui project(しょうぶ学園)、須藤玲子、田中信行、田中乃理子、四代田辺竹雲斎、中田真裕、中村卓夫、八田豊、牟田陽日、山際正己、横山翔平(五十音順)

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九谷焼の陶石が採れる白山の麓に位置する石川県小松市の仏教寺院「那谷寺」

特別展Ⅱ「工芸×Design 13人のディレクターが描く工芸のある暮らしの姿」

13名のディレクターと13組の工芸作家や職人、生産者がチームを組んで、新たなプロダクトや活用例を生み出していくプロジェクト型の展覧会。現在、名作と言われている優れた工芸品やデザイン・プロダクトの数々が誕生した日本の戦後の復興、経済成長期には、社会の発展と需要に応じて工芸とデザインが創造的に関係しながら豊かなものづくりを行っていた。本展はこの時代のものづくりに倣い、カテゴリーを越えた豊かな交流から工芸とデザインの可能性を追求していく。展示では完成したプロトタイプのほか、アイデア・ノートやスケッチなど制作プロセスを辿れるドキュメントも公開する。

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スケッチ《獅子の置物》 中村弘峰(人形師) 木田製陶(九谷焼窯元) Courtesy of Nakamura Ningyo

「こんなものがあったらいいな」と思う生活道具を提案

今回ディレクターを担当するのは、デザインやファッション、広告、映像のプロフェッショナル、医療や書店運営を軸足にしながら独自の文化活動をされている方々、あるいは同じ工芸の世界でまさに活躍中といった多彩な面々。クリエイティブな視点を持った彼らが北陸の工芸や人から着想を得て、暮らしの中で必要とされ愛着が持てるものをデザインし、純粋に「こんなものがあったらいいな」「このように使いたいな」と感じたものをプロダクト化していく。

参加チーム

稲葉俊郎×シマタニ昇龍工房、鬼木孝一郎×竹俣勇壱、シトウレイ×高橋悠眞、secca×山近スクリーン、中田英寿×坂井直樹、中村弘峰×木田製陶、原研哉×谷口製土所、ブライアン・ケネディ×中田雅巳、細尾真孝×滝製紙所、皆川明×ピーター・アイビー、森岡督行×長田製紙所、森義隆×富山ガラス工房、箭内道彦×東節子(五十音順)

総合監修/特別展キュレーター 秋元雄史(練馬区美術館館長)

1955年東京生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科卒業。2007年-2017年 金沢21世紀美術館 館長。「金沢アートプラットホーム2008」、「金沢・世界工芸トリエンナーレ」、「工芸未来派」等を開催。2015年-2021年東京藝術大学大学美術館 館長・教授。現在は、練馬区立美術館 館長、金沢21世紀美術館特任館長、国立台南芸術大学栄誉教授。

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全国で唯一“紙の神様”を祀る神社「大瀧神社・岡太神社」

「GO FOR KOGEI 2021」工芸の時代、新しい日常 開催概要

コア期間2021年9月10日(金)から10月24日(日)まで
特別展Ⅰ特別展Ⅱ
名称工芸的な美しさの行方 工芸、現代アート、アール・ブリュット工芸×Design 13人のディレクターが描く工芸のある暮らしの姿
会場勝興寺(富山県高岡市伏木古国府17番1号)
那谷寺(石川県小松市那谷町ユ122)
大瀧神社・岡太神社(福井県越前市大滝町13-1)
sklo(石川県金沢市香林坊2丁目12-38)
Noetica(石川県金沢市下本多町6番丁40-1 2階)
開場時間9:00-16:00 (那谷寺のみ9:15~)11:00-19:00
休場日なし火曜
料金勝興寺 1,200円、那谷寺800円、大瀧神社・岡太神社 500円sklo + Noetica 1,000円 *2会場入場可
共通パスポート当日3,000円、前売り 2,500円(5会場入場可)
チケット購入https://bit.ly/3z6x7qp