今年のテーマは「織り⽬に流れるもの」
第4回目となる布の芸術祭「FUJI TEXTILE WEEK 2025(フジテキスタイルウィーク)」が山梨県富士吉田市で2025年11月22日(土)から12月14日(日)まで開催される。本芸術祭は1000年以上続く織物の産地である山梨県富士吉田市を舞台に、糸や布などに着想を得た芸術表現を通じてテキスタイルの新たな可能性を模索する場として誕生した、織物産業と現代アートが融合した国内唯一のアートイベント。メインコンテンツとなるアート展のほかに、アート初心者でも街歩きとともに楽しめるようワークショップや多様なクリエイターとのコラボ企画などが予定されている。入場チケットは2025年8月下旬発売開始予定。
本芸術祭のメインコンテンツとなるアート展には、これまで大巻伸嗣、落合陽一、清川あさみら国内外で活躍するアーティスト含め延べ30組のアーティストやクリエイターが参加している。今年も国内外からテキスタイルだけでなく街の歴史や自然環境にもフォーカスした作品制作を行うアーティストやクリエイターを広く選考予定。作品には機屋(はたや)と呼ばれる地元の織物事業者も多数参加しており、地域産業を発展させる場としても貢献している。
なお、今回は来場者が多彩な織物の魅力に直接触れ、持ち帰ることができるよう、山梨県内で作られたテキスタイル製品を厳選したセレクトショップもオープンする。
FUJI TEXTILE WEEK実行委員会会長兼アート展ディレクター 南條史生
キュレーター、美術評論家。1972年慶應義塾大学経済学部、1977年文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。国際交流基金等を経て、2002年より森美術館立ち上げに参画、2006年11月から2019年まで館長、2020年より特別顧問。同年より十和田市現代美術館総合アドバイザー、弘前れんが倉庫美術館特別館長補佐、2023年5月アーツ前橋特別館長に就任。1990年代末より1997年ヴェニスビエンナーレ日本館を皮切りに、1998年台北ビエンナーレ、2001年横浜トリエンナーレ、2006年及び2008年シンガポールビエンナーレ、2016年茨城県北芸術祭、2017年ホノルルビエンナーレ、2021年北九州未来創造芸術祭 ART for SDGs、2021年〜2023年FUJI TEXTILE WEEK等の国際展で総合ディレクターを歴任。著書として『アートを生きる』(角川書店、2012年)等。
過去作品
過去関連イベントほか
- FUJI TEXTILE WEEK 2021 機屋訪問ツアー 撮影|吉田周平
- FUJI TEXTILE WEEK 2022 産地展 撮影|吉田周平
「FUJI TEXTILE WEEK 2025」開催概要
| 会期 | 2025年11月22日(土)〜12月14日(日) |
| 会場 | 山梨県富士吉田市下吉田本町通り周辺地域 |
| URL | https://fujitextileweek.com/ |

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