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加島美術が仏教美術から岡本太郎作品などの現代美術までを一堂に会す企画展 「祈り展~Inori~」を開催

加島美術は“祈り”にフォーカスを当てた企画展「祈り展~Inori~」を2021年9月18日(土)から2021年10月3日(日)まで開催し、人々の祈りの対象となってきた仏教美術、そして作家自身の祈りを込めた現代アート作品まで、多岐にわたる祈りの姿を紹介する。

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「祈り展~Inori~」加島美術

「祈り」を表す美術は、およそ4万年前に描かれた壁画に遡る。飛鳥時代に百済から仏教が伝来すると同時に、仏教美術、つまり「祈り」の芸術が広まったと言われている。本展では美術史の中で表現されてきた「祈り」に焦点を当て、仏教を背景とした宗教的な「祈り」をはじめ、書家や画家が作品に込めた思い、写真や造形に投影される願いも一つの「祈り」の形として紹介する。

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井上 有一《佛》

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山口 長男《漂》

重要美術品指定作品の仏教美術から、古典の流れを汲む近代美術、そして現代作家たちの作品まで、美術品を媒体として時代を越えて様々な形で表現される「祈り」の姿に触れ、未曾有の時代を生き抜く力を、更には、豊かな時間を味わう心を確認することができる。

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《金銅四橛(こんどうしけつ)》銅 鍍金 重要美術品 古香庵旧蔵

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芹沢 銈介《佛手》

ハイライト作品

円空《十二神将 辰像》

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円空《十二神将 辰像》

円空は江戸前期の木食僧、仏師、歌人として知られ、「円空仏」と呼ばれる独特の作風を持った木彫りの仏像を残した。本作は大明神像と十二神将像、計13体のうちの1体、辰神像として制作されたもの。荒々しい鑿痕と奔放な造形、うっすら見え隠れする柔和な表情が、我々の心をひきつけてやまない。

「祈り展~Inori~」開催概要

会期2021年9月18日(土)から10月3日(日)まで*会期中無休
時間10時-18時
会場加島美術(東京都中央区京橋3-3-2)
入場料無料
出展作家井上有一、猪熊弦一郎、円空、岡本太郎、小林古径、芹沢銈介、大愚良寛、白隠慧鶴、秦テルヲ、浜田浄、六田知弘、棟方志功、村上華岳、山口長男、ほか
企画展URLhttps://bit.ly/3gRj0Pl