カルチュア・コンビニエンス・ストア(CCC)と東急不動産がアートの力で渋谷を盛り上げる
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と東急不動産が、広域渋谷圏のにぎわいを生み出す「まちづくり協定」を締結し、その取り組みの第一弾として、アートプロジェクト「SHIBUYA ART BASE」をスタートさせた。本プロジェクトは、渋谷をアートの力で盛り上げていくこと、次世代アーティストを応援することを目的としており、第一回目の企画として、イベント会場「SACS」で、「Might Be Classics #1 菅野歩美 個展「明日のハロウィン都市 / Halloween Cities of To-Morrow」を2023年6月18日(日)から7月7日(金)まで開催する。
カルチャーの力でにぎわいを生み出す「まちづくり協定」
CCCと東急不動産は、このたび広域渋谷圏おいて、包括的な相互協力関係を構築し、両社の施設やコンテンツといった様々なリソースを活用したアート、ゲーム、音楽、フード、スポーツなどのカルチャーを軸としたイベントの開催及び次世代アーティスト支援を行う、「カルチャーを育むにぎわいのまち」をめざした「まちづくり協定」を締結した。
渋谷・桜丘に完成予定の「渋谷サクラステージ」では、従来の賃貸借の関係を超えた新しいかたちの「テナント共創」に取り組み、桜丘に位置するイベントスペース「Shibuya Art Collection Store(以下、SACS)」ほか、広域渋谷圏の各地でのイベント開催等を通じて、まちのにぎわい創出・コミュニティ形成・エリアブランィングの推進を目的として活動していく。
「まちづくり協定」第一弾「SHIBUYA ART BASE」
日本において、絵画や彫刻と比べまだ馴染みが薄く発表の場も限られているアートにも焦点を当てることにより、アーティストひとりひとりが“主役“として躍動する”場“を創り、渋谷という最先端の感受性を持ち発信力のある若者が集う街においてアーティストとアートファンの「共創の輪」を広げることを目的としたプロジェクト。次世代のアーティストに発表の場を提供、支援し、異なるジャンルのアーティストが”場“を通してつながる機会を創出したいという想いでスタートした。プロジェクトテーマは「Might Be Classics」。東京、渋谷の「これまで」を見つめ、「これから」を見据え、明日からの生活へ示唆を与えてくれる。その示唆の先にあるものが、100年後の定番や常識、あるいは伝統かもしれない。そんな気になるアート、そういうのもアート、という考えのもと、進めていくプロジェクトである。
Might Be Classics #1:菅野歩美 個展「明日のハロウィン都市 / Halloween Cities of To-Morrow」
現代美術家の菅野歩美は、土地にまつわる物語や伝説、伝承、怪談といったフォークロアと呼ばれるものがなぜ人々に紡がれてきたのかについて、土地の歴史や個人の感情から想像して生み出す「オルタナティヴ・フォークロア」を、CG映像によるインスタレーションで表現する作家。本展では、100年に一度と言われる再開発を行っている渋谷の「過去と未来」に目を向けて考察・昇華された作品を制作し、公開する。
展示期間中は、作品への理解を深め、またコンピューターなどの新しいテクノロジーを取り入れた1990年頃から生まれた表現である「メディアアート」をより身近に感じてもらうために、パーティーイベントを3回開催する予定。イベントでは、菅野とゲストによるトークショーや、渋谷で活躍するDJによる音楽とアートの融合を体験することができる。
菅野歩美 個展 開催概要
会期 | 2023年6月18日(日)~7月7日(金) |
時間 | 12:00~20:00 |
場所 | Shibuya Art Collection Store(SACS) |