広告クリエイティブ専門誌『ブレーン』の創刊60周年記念号が発売。クリエイティビティを次世代に継承するオンライン講座も始動
宣伝会議発行の広告クリエイティブの専門誌『ブレーン』は、創刊60周年を記念して、記念号となる2021年7月号を2021年6月1日に発売する。さらに、60周年の記念企画として、クリエイティビティを次世代に継承するオンライン講座「ブレーン クリエイティブライブラリー」を始動する。
創刊60周年記念号の特集テーマは「領域を超え、未来を創造する~青山デザイン会議2021」。「デザインと経営の未来」「アートディレクションの未来」「世界のクリエイティブの未来」「社会課題と多様性に向き合う未来」など、7本のテーマで座談会を収録。佐藤可士和、箭内道彦、永井一史、白土謙二ら、広告業界をリードしてきた面々をはじめ、スノーピーク 山井梨沙、オリィ研究所 吉藤オリィら若手の経営者、演出家の宮本亞門、株式会社TOKIO 国分太一、俳優の松田翔太ら、領域や世代を超えて活躍する注目のクリエイターが登場する。
特集:領域を超え、未来を創造する 青山デザイン会議2021
- デザインと経営の未来:永井一史、山井梨沙、中台澄之、石川俊祐
- アートディレクションの未来:佐藤可士和、清水彩香、高橋鴻介
- 世界のクリエイティブの未来:レイ・イナモト、清水幹太、武重浩介
- 社会課題と多様性に向き合う未来:宮本亞門、吉藤オリィ
- 領域を超えるクリエイターの未来:白土謙士、国見昭仁
- クリエイティブディレクションの未来:国分太一、箭内道彦
- テレビCMの未来 (新連載の初回特別編):松田翔太、吉兼啓介
- 青山デザイン会議クロニクル 1999-2021 ほか
60周年記念号のコンセプト
『ブレーン』はマーケティングの専門誌として1961年に創刊し、1999年1月号に現在のクリエイティブ誌にリニューアルした。その流れを受け、60周年を迎えた今号は、1999年7月号から続くシリーズ企画「青山デザイン会議」から始まる。260回を超える「青山デザイン会議」は、当時の誌面によれば「広告の分野に限らず、建築、ファッションなど様々な分野のクリエイターとともに現在、および近い未来における課題について語り合うことで、これからの時代における新しいクリエイティブの流れを見出していく」というコンセプトだった。今は、コロナ禍の影響で先の予測が難しい時代。ただ、テクノロジーの浸透と共に、未来の予想が可能な世の中となっていることも確かである。どこか予定調和で、ある程度想像ができてしまう「未来」。だからこそ、その想像を超えたところを生み出すクリエイティブの力が、私たちの希望を含んだ新しい世界を広げていくのではないか。それはまさに、1999年に「青山デザイン会議」という企画が投げかけた「誰も想像したことのない未来を語り合い、クリエイティビティのヒントを生み出す」という原点に返ることでもある。『ブレーン』はこれからも、領域を超えて新しい未来を創造してきた多様なクリエイターと、「新しい未来」とクリエイターの役割を考えていく。
創刊60周年記念 オンライン講座「ブレーン クリエイティブライブラリー」
優れたクリエイティブの知見や技術を後世に継承していくために、「ブレーン クリエイティブライブラリー」という名称で、活字や図版だけでは伝えきれないものを映像で残し、クリエイターの肉声に基づいた、現在のメディア環境に合った動画コンテンツを制作。いつでも、どこでも受講できるオンデマンドの講座として未来に向けて配信する。
講師陣(今後、順次決定/敬称略)
副田高行、一倉宏、小田桐昭、杉山恒太郎、中島祥文、早川和良、伊藤直樹、齋藤精一、川村真司、植原亮輔、青木克憲、宮師雄一、於保浩介
月刊『ブレーン』について
発行元 | 宣伝会議 |
判型 | A4変型、平とじ、144ページ |
定価 | 1,300円(税込) |
販売 | 全国有力書店ならびに定期購読 |
発行部数 | 5万部 |
創刊 | 1961年 |