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漆皮作家 市川陽子による展示「Patchwork of Life」がアートギャラリー「白紙」にて開催

キュレーション型セレクトショップ「Graphpaper」が運営するギャラリースペース「白紙」にて、漆皮作家 市川陽子の個展「Patchwork of Life」が開催される。開催期間は、2021年10月2日から10日までで、初日は作家が在廊の予定。adf-web-magazine-yoko-ichikawa-patchwork-of-life-1

漆皮は、漆芸の長い歴史に向き合いながらも、私のパーソナルな嗜好や幼心を満たしてくれます。漆と皮革、生と死、伝統と個人。そういうものの間に、作品が浮かぶように存在して欲しいと思います。

-市川陽子

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漆皮(しっぴ)とは、文字通り動物の皮革を素地とし、漆を塗り重ねて硬化させる古い漆芸の技法。古くは唐から伝わり、漆芸の歴史を辿る上で重要な役割を担ってきたとされている。市川の作品には、この技法を日々模索し、追求する創造性や向き合う姿勢そのものが表れている。主に人間が生活するために食肉加工された副産物である皮を鞣して継ぎ、漆が施され、新たな生命を宿したかのように存在する作品。針と糸で縫い合わされた漆皮箱や石ころのような容れ物、まるでひと肌のような柔らかさがある匙など、多数揃えている。この箱に何を閉じ込めようか、などと考えを巡らせつつ、手に触れてゆっくり鑑賞したい。

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市川陽子 プロフィール

1985年 大阪生まれ

2009年 京都市立芸術大学美術学部工芸科卒業

2011年 京都市立芸術大学大学院修士課程漆工専攻修了。

京都を拠点に制作、現在に至る。

 

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「Patchwork of Life」開催概要

会期2021年10月2日(土)~10日(日) 
時間12:00~19:00
定休日

月曜/不定休有

会場

白紙 (東京都渋谷区神宮前5-36-6 ケーリーマンション3F)

問合せ

info@hakushi-tokyo.com