作品を基にしたミュージックビデオも公開予定
東京クリエイティブサロン銀座エリア実行委員は、ファッション&デザインの祭典「TOKYO CREATIVE SALON 2023」の銀座エリアコンテンツとして、空き店舗や工事仮囲いといった未利用資源を令和の「銀ブラ」フォトスポットに変化させ、集客・回遊を促す計13ヶ所のインスタレーション作品「GINZA POET-GRAPHY」を2023年3月17日(金)から3月31日(金)まで公開する。
新型コロナウイルスの影響によって全国各地域で空き家や空き店舗の増加が加速。未利用の不動産ストックがランダムに発生する「都市のスポンジ化」が顕在化しつつある。こうした空き地を貴重な地域資源としてとらえ、いかに再生・活用していくかは地域活性化の上で大きな課題となっている。日本を代表する街である銀座も空き店舗に加え、老朽化等のために建て替え工事中の建造物が数多く存在し、都市空間で最も価値のある土地スペースが未利用資源になっている。そこでコロナ禍が収束しつつある今、東京クリエイティブサロンの一環としてこのような未利用資源を観光資源化し、銀座を新たな集客・回遊のモデルケースとするべく企画したのが「GINZA POET-GRAPHY」である。
「GINZA POET-GRAPHY」は、銀座エリア13ヵ所に展開されるインスタレーション作品。これまで利用が難しかった空き店舗の壁や工事仮囲いといった未利用資源に、それぞれ異なるグラフィックデザイン的現代詩を掲出することで、令和の「銀ブラ」フォトスポットとして新たな集客・回遊装置にトランスフォーメーションする。また、それらの詩が音楽としてひとつのメッセージに変化するミュージックビデオも併せて公開することで「空き地 × 現代詩 × 音楽」という全く新しい都市のメディア活用に取り組む。
本施策は全銀座会を中心に、地権者やゼネコン各社、東京都、国土交通省、中央区、さらには銀座の各商業施設・飲食店の協力・支援を受け、まさに銀座の街全体が “ワンチーム” となることで初めて実現するもの。本施策が全国各地の新たな地域活性化のヒントとなることの期待が込められる。
「GINZA POET-GRAPHY」 MUSIC VIDEO
銀座の街中に散らばった現代詩を歌にしたミュージックビデオをTOKYO CREATIVE SALON GINZA特設サイト内にて3月22日(水)より公開予定。街で見ると独立しているようにみえる言葉たちが音楽としてつながり、ひとつの大きなメッセージへと変化する様子を楽しむことができる。
アーティスト
LQVE(総合プランニング、クリエイティブディレクション、ミュージックビデオ制作
アイデアとビジュアルの力で、新時代の表現を「発明」し、多数の話題作を手がける次世代型クリエイティブチーム。数多のブランドと共に、戦略から企画、アウトプットに至るまで愛と問いを持ってジャンルレスに考案・開発する。2021 ACC CM FESTIVAL 銀賞、2021 Young Lions (U-30) Film Competition Japan 金賞をはじめ、Cannes Lions, New York Festivals, London International Award, AdFest, Webby Award, BOVA, Tokyo Midtown Award など、 国内 / 海外の広告クリエイティブ・デザインアワード受賞多数。
emuni(アートディレクション)
東京藝術大学美術学部大学院修了。emuni代表。グラフィックデザインを主軸にブランディングなどを様々なデザインを手掛ける。文字を主体にしたアートワークの作品制作なども精力的に行う。主な仕事にキリンレモンリブランディング、アニメチェンソーマンアートディレクションなど。東京TDC 賞、JAGDA新人賞、ONESHOW Gold、D&AD 賞、NYADC賞など国内外で受賞多数。東京藝術大学非常勤講師。
一寸先闇バンド(楽曲制作・演奏)
シンガーソングライターとして活動をしているおーたけ@じぇーむずを中心に2019年に結成。ジャンルに囚われない自由度の高いサウンドでありながら、ブレる事のない世界観と、感情的に訴えかけてくるおーたけ@じぇーむずの声によって、独自の音を奏でている。
「東京クリエイティブサロン2023」開催概要
期間 | 2023年3月17日(金)から3月31日(金)まで |
開催 | 丸の内・有楽町、日本橋、銀座、渋谷、原宿、羽田 |