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“ホワイトキューブを飛び出せ”既成概念から抜け出して取り巻くものに疑問を持ち挑戦していく

アトムは、“実体験の共有空間”として運営する複合文化施設・コートヤードHIROOにて、生活する都市や地域の価値はどのように築かれていくのか、アートを通じて考える「アトムビジュツカン」を2022年9月12日から2022年11月25日までの約3ヶ月間に渡り開催する。テーマは“ホワイトキューブを飛び出せ。“で、既成概念から抜け出して取り巻くものに疑問を持ち、挑戦をしていく。adf-web-magazine-atom-art-museum-1

アトムビジュツカン

ただ作品のみが存在するように見えるような展示空間を理想として、1929年に開設されたMoMAで一つの解となったホワイトキューブ。「何が正解か?」を追い求めた結果生まれた究極の在り方。しかし、いつからかみな正解ばかりを求めてきたのかもしれない。街は坪単価と容積率が正解となり、学校は偏差値、就職は何をするかよりもどこで働くか、どれも数字でランキング付けされる世の中だ。でも立ち止まって考えてみよう。何が正解かではなく、「何が問題か?」今改めて必要なのはそんな問いなはずだ。正解なんて一つじゃない、モンダイは問題だ。ホワイトキューブを飛び出せ。それはこれまでの問い自体をかえること。そしてそれはちょっといい未来への一歩かもしれない。

10月

菅野歩美 個展「アトピアだより / News From Atopia」 

東京藝術大学 COI 拠点文化外交・アートビジネスグループ(現まちづくりのスマートビジョン)伊東順二特任教授と当社青井茂が手を組み、2017年に創設した賞「A-TOM ART AWARD」の2021年度受賞者である菅野歩美の個展「アトピアだより / News From Atopia」を開催。菅野の作品は、「フォークロア」と呼ばれる土地に古く伝わる風習・伝承などを題材にしている。土地に根付いた文化や記憶をリサーチし、デジタル空間に再構築し、土地にまつわる物語をメディアアートに変換することである種のデジタルツインとして生成された作品は、まるで物語絵巻の中に入り込んでしまったかのようなアートの旅へと誘う。adf-web-magazine-atom-art-museum-5

  • 菅野歩美 個展「アトピアだより / News From
  • 会場:コートヤードHIROO 東京都港区⻄麻布 4-21-2
  • 会期:2022年10月4日から10月21日まで
  • 時間:12:00 ~ 19:00
青井茂のプライベートコレクション展

一般公開をする目的として、私的(プライベート)なコレクションではなく、多くの人に開かれたパブリックなコレクションであることで地域の人や鑑賞者の役に立ち、楽しんでもらえる空間に。との願いが込められる。第3回目となる今回は、新たに加わったコレクションを展示。adf-web-magazine-atom-art-museum-6

11月

A-TOM ART AWARD 2022展

若手アーティストの育成を図るとともに、文化を通じての都市・地域活性の契機となることを目指し、「A-TOM ART AWARD 2022」を開催。第5回目となる今回は、テーマを「ヴァナキュラーと夜明け」とし、全国の現代美術の分野で活動する学生アーティストを対象に公募した。作品データによる一次審査、プレゼンテーションによる最終審査にて4名の受賞者を決定し、本展にて展示を行う。受賞者それぞれに賞金20万円を贈呈するほか、コートヤードHIROOでの個展、当社が手掛ける都市でのアートプロジェクトへの参加やアートバーゼル香港への渡航などを通じて「アートがもたらす都市への刺激・気付き」を体感する。adf-web-magazine-atom-art-museum-7

  • A-TOM ART AWARD 2022展
  • 会場:コートヤードHIROO
  • 会期:2022年11月4日から11月25日まで
  • 時間:12:00 ~ 19:00

A-TOM ART AWARDについて

東京藝術大学 COI 拠点文化外交・アートビジネスグループ(現まちづくりのスマートビジョン)伊東順二特任教授と当社代表の青井茂が手を組み、若手アーティストの育成を図るとともに、企業と大学がコラボレーションして文化事業の創造を行うことを目指し、2017年に創設した賞。第3回までは東京藝術大学で開催される「藝祭」で受賞作品を選出。第4回の2021年より、多くの若手アーティストが応募できるよう公募での開催となった。

アトム

不動産ビジネス、投資ビジネスを軸に、アート、スポーツ、食の文脈から今ある資産を再定義し、「地方覚醒」を手掛けるす。この時代に生きる一人ひとりの想いや情熱を敏感に受け止めながら、100年後も残る文化とは何かを想像し、世界を舞台に様々な分野でひとつひとつ足跡を残すために、これからも挑戦を続けていく。