石上純也作品「木陰雲」の限定展示ー『maison owl PROLOGUE』をkudan houseに開業
温故知新は、東京九段の歴史ある邸宅「kudan house」にて、石上純也作品「木陰雲」が展示される2021年7月1日(木)から9月5日(日)の期間中、レストラン『maison owl PROLOGUE(メゾンアウル・プロローグ)』をオープンする。レストラン『maison owl PROLOGUE』は、2021年秋に開業を控える、石上純也設計の洞窟のようなレストラン『maison owl』の「シェフの隠れ家にゲストを招く」というコンセプトに加え、kudan houseの庭園に広がる石上純也作品の「木陰雲」を眺めながらディナーが楽しめるレストランだ。料理は、作品「木陰雲」の特徴となる焼杉の黒、山口県の食材、夏、九段ハウスの建築様式からインスピレーションを受けた要素を、フランス料理で表現している。レストランの予約は2021年6月21日(月)より開始される。
kudan house
1927年竣工。設計:内藤多仲、木子七郎、今井兼次。登録有形文化財である<旧山口萬吉邸>をリノベーションした会員制のビジネスイノベーション拠点。次世代のビジネスリーダー層を対象としたビジネスサロンの開催や会員企業の研修会、オフサイトミーティングなどの場として利用されている。
石上純也設計 洞窟のようなレストラン『maison owl』について
1万年前からありそうで、1万年後にもそこにありそうなHouse & Restaurant『maison owl』イメージ2021年秋山口県宇部市に開業予定の『maison owl(メゾン・アウル)』は、「シェフの隠れ家にゲストを招き、ロマンを感じる時を過ごしていただきたい」という思いで造る“まるで洞窟”のような空間。1日1組限定で泊まることもできる。「時間の重みをもともと含み、時間とともにその重さが増していくようなものを。」というシェフの思いで2013年から構想が開始。これまで、パリ「カルティエ財団現代美術館」での大規模個展はじめ、ニューヨーク「ニューヨーク近代美術館(MoMA)」、ローマ、ロンドン、上海、東京などで当プロジェクトが紹介されていて、世界中から注目が集まるプロジェクトだ。
石上純也設計「木陰雲」の展示について
石上純也設計の「木陰雲」は「Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13」の一環として実施される「パビリオン・トウキョウ 2021」の作品の一つ。石上純也を含む世界各地で活躍する建築家設計のパビリオンを、未来の建築やアートとして紹介するプロジェクト。「木陰雲」は期間中、kudan house 庭園に、展示される。
建築家 石上純也(CHIKASHI SUZUKI)
東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻修士課程修了後、妹島和世建築設計事務所を経て2004年石上純也建築設計事務所を設立。主な作品に、神奈川工科大学KAIT工房、神奈川工科大学KAIT広場、Vijversburgビジターセンター(オランダ)、ボタニカルガーデンアートビオトープ/水庭、2019年サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン、モスクワ科学技術博物館の増改築(ロシア・モスクワ)など。2018年パリ カルティエ財団現代美術館でJunya Ishigami Freeing Architecture 自由な建築展。2009年日本建築学会賞(作品)、2010年ヴェネチア・ビエンナーレ第12回国際建築展金獅子賞、2010年毎日デザイン賞、2019年Obel Awardなど受賞多数。
温故知新
「地域の多様性の承継発展、そして豊かな未来の実現」をビジョンにホテル、旅館の運営・プロデュース・コンサルティング企業として2011年2月に創業。「宿を磨き続ける集団」をミッションに、「宿は地域の魅力を発見するショーケース」とし、地域の活性化に貢献。創業10年目となる2020年2月に、自社ホテルブランド「okcs(オックス)」を設立。クリエイティビティとユニークな発想で、地域の魅力となる光を見つけ、確かな形にして国内外に届けている。
maison owl PROLOGUE(メゾンアウル・プロローグ)概要
期間 | 2021年7月1日(木)から2021年9月5日(日)まで |
所在地 | kudan house 1階(東京都千代田区九段北1丁目15-9) |
営業時間 | 17:00~20:00 |
定休日 | 月曜日 |
予約・問合せ | 080-9455-5399 (12時~16時) ※事前予約制 |