エマンダリカが一望できるオーシャンビューレストラン
ロンボク島はインドネシア政府の機関であり、バリ島ヌサドゥアを開発したITDC(観光開発公社)が携わる島で、マンダリカ経済特区として国際サーキット場がオープン。その後もショッピングモールやテーマパークなどの開発が予定で五つ星ホテルも続々建設がされるエリア。
大型バンブーレストランMilky Waveはロンボク島観光経済特区「マンダリカ」エリアまで3分圏内の好立地に建設。近年世界で抱える環境問題に配慮したサスティナブルの象徴的な存在として、2022年10月グランドオープンする。
バンブー建築では珍しい大型のレストランMilky Wave
世界でも珍しいバンブーで造られたアート建築作品Milky Waveの設計を担当したのは日本人のバンブーアーティスト岡崎。構造からディテールに至るまで、技術を駆使して造られたバンブー建物は通常の建築物とは異なり、一つのアート作品としても存在感を放つ。Milky Waveはロンボク島に竹産業をもたらした大きな存在であり、今後はロンボク島から世界へメッセージ性をもつバンブーアート作品として運営される施設となる。
岡崎はロンボク島から世界に発信できる事業を模索している中、ロンボク島の環境資源に目を向け、竹の資源こそ現代の環境問題への解決策として活用できることに気づく。バンブー建築を広くロンボク島から世界に発信できると考え、2020年にロンボク島初の「バンブーラボアーキテクチャー」を設立。地域の環境資源を活かし、リゾート地として開発されるロンボク島の観光産業へも大きな役割を担っている。成長の早いバンブーは建築建材としても優れており、耐久性と弾力性を兼ね備えた最強のサスティナブル建材になるとして、建築建材への製造過程も中部ロンボクにある自社工場にて加工をしている。循環型の仕組みを取り入れることで、地域の雇用を生み、より永続的な竹のサプライチェーンを確立し、ロンボク島でも多くのプロジェクトをスタートさせている。レストランのオープンを皮切りに、リゾートホテル建設、多目的施設、ビーチクラブ建設など大きなプロジェクトを開発している。
バンブー建築を沖縄に確立することを目指す
日本で成長したバンブーを現地の工場で加工し建材にしたものを、日本の建築に幅広く利用してもらうため、ロンボク島で得たノウハウと経験を日本の中でも確立するため、2024年には沖縄エリアでのバンブー建築実績を目指す。
Milky Wave 建築概要
総面積 | 800㎡ (土地) |
バンブー建築エリア | 1F 453㎡ 2F 223㎡ エントランス 63㎡ |
総バンブー本数 | 5000本 |