ミラノ市史上最大級の都市開発
2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピック終了後に誕生する新たな都市拠点「ヴィラッジョ・オリンピコ(Villaggio Olimpico)」プロジェクトにおいて、イタリア・ミラノを拠点とする日系不動産コンサルティング会社「Italia Fudosan」が、商業エリア(SPIG:公共・公益性を持つ民間サービス空間)の専任パートナーとして選出された。本プロジェクトは、ミラノ大聖堂から南へ約3km、プラダ財団の正面という好立地に位置し、近年では、ファッション関連企業の新本社や、大手企業のオフィス移転が相次ぎ、クリエイティブ産業の集積地として注目を集めているエリアとなっている。
イタリア最大手デベロッパーの一つであるCOIMA社が推進する本プロジェクトは、ミラノ市史上最大級の都市開発のひとつとして位置付けられている。Italia Fudosanは、約10,000㎡・全23区画にわたる商業スペースにおいて、リテール全体のコンセプト立案、テナント誘致活動を一貫して担当し、プロジェクトの中核を担うこととなった。本プロジェクトは、「社会的インパクト」「文化」「ウェルビーイング」を軸に、ミラノ市との協定のもと、単なる商業開発にとどまらない新たな都市型ライフスタイルの実現を目指している。Italia Fudosanは実現に向け、以下を行うこととなる。
約10,000㎡にわたる大規模商業空間のプロデュース
約10,000㎡、全23区画という広大な商業スペースにおいて、デベロッパーとともにリテール全体のコンセプト立案からテナント誘致活動までを一貫して担当。多様な店舗構成により、地域住民だけでなく、ミラノを訪れる国内外の観光客にも新たな体験を提供する。
「社会的インパクト・文化・ウェルビーイング」を核としたコンセプト
本プロジェクトでは、「社会的インパクト」「文化」「ウェルビーイング」をキーワードに、単なる商業施設にとどまらない公共性・公益性の高い空間の創出を目指す。地域と結びついた文化施設や、健康的な暮らしを支えるウェルビーイング関連施設、インクルージョン(社会的包摂)やサステナビリティに取り組むテナントの誘致を通じて、次世代の都市型ライフスタイルを提案する。
コミュニティとの連携と文化的シナジーの創出
既存の地域住民をはじめ、プラダ財団を中心としたカルチャー発信拠点や、周辺に拠点を構えるファッション企業、IT企業、スタートアップなどとのシナジーを重視。ミラノらしい文化的魅力と創造性を体現する場を創出し、この地をミラノの新たなデスティネーションとして位置づける。
Italia Fudosan
2006年に設立されたイタリア・ミラノを拠点とする日系の不動産コンサルティング会社。設立以来、ミラノをはじめとするイタリアの主要都市および欧州の各都市で店舗開発を中心に事業を展開し、イタリア・欧州・日本の企業が抱える多様な不動産ニーズに応えてきた。ヨーロッパの商業不動産市場および店舗開発の仕組みに関する深い知見と、日本独自のきめ細やかなサービスを融合させることで、クライアントの事業成功を力強く支援している。

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