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絵画空間と現実空間を超越するユーモラスな物語

岩崎奏波個展「めぐるものたち」がOIL by 美術手帖ギャラリーで2023年12月1日(金)から25日(月)まで開催される。絵画空間と現実空間を超越するユーモラスな物語が鑑賞者の記憶を刺激する岩崎の新作を展示する。

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《水のある家》2023、キャンバスに油彩、530×530mm

岩崎はこれまで、家や植物など日常的なモチーフと、ユーモラスに姿を変えた架空の動物がフラットに存在する、物語性を帯びた絵画を発表してきた。岩崎の絵画に登場するそれらのモチーフは、絵画を描くという行為における思考や感情を表す存在であり、絵画空間と現実をつなぐ媒体でもある。

本展では、岩崎が今秋スペインに約1ヶ月滞在したのち描いたものを中心に発表する。日本との物理的な距離や、時差や時間の変遷などに思いをめぐらせることが多かったと話すように、時空や現実を超越するような作品群は岩崎の新境地である。

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《星と門》2023、キャンバスに油彩、410×318mm

アーティスト・ステートメント

物理的、時間的、心理的な距離による違和感が、私の絵に影響を与えています。例えばそれは、絵の具を塗り重ねるほどに空間が遠ざかったり、粘土を引っ掻いて掘り込むほどに形が浮き上がるのを感じるとき。例えば、薄い壁一枚の向こう側がとても遠くに感じたり、はるか昔に作られたものに手のひらで触れるとき。絵の中に描いたものは、近くと遠く、過去と未来、内と外をかき混ぜてつなげながら、絵の中をめぐっています。

岩崎奏波

本展出品作品(一部をのぞく)は、会場および、アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」で販売される。

岩崎奏波 / Kanaha Iwasaki

1996年沖縄県生まれ。2022年多摩美術大学大学院 美術研究科博士前期課程絵画専攻油画研究領域修了。記憶はどう変化し、残されるのか。時間はどう流れているのか、または本当に流れていくものなのか。物語を絵によって語るとき、私と鑑賞者、作品に何が起こるのか。私と、私以外の境界線と共通項は何か。絵を描くことで、絵画空間と自身の存在する空間がどのように異なり、またはつながっているのかを確かめ、絵画という空間が可能にすることを探りながら制作をしている。

主な個展に、「7本足で夢をみる」(下北沢アーツ、東京、2022)、「いま かんがえた ストーリー」(Room_412、東京、2022)、「プレイ パーク」(フリュウギャラリー、東京、2022)、「on the cave」(Room_412、東京、2021)、「anima」(フリュウギャラリー、東京、2021)、主なグループ展・アートフェアに、「IN THE LOOP」(THE LOOP GALLERY、東京、2022)、「3331ART FAIR」(3331アーツ千代田、東京、2022)など。

岩崎奏波「めぐるものたち」開催概要

会期2023年12月1日(金)〜25日(月)※会期中無休
時間11:00〜21:00
会場OIL by 美術手帖ギャラリー
料金無料
主催OIL by 美術手帖
URLhttps://tinyurl.com/3n7xs94x

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