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「サスティナブルな竹すだれ・籐素材を使った次世代のホテル空間」をコンセプト

福岡県にある大正元年創業の竹すだれのメーカー鹿田産業は、創業110周年記念としてSHIKADA SHITSURAIショールームを改装オープン。地域工芸品を使った施工例や隈研吾デザインの籐家具を新発売する。地域資源である竹を活かしてすだれ工場として大正元年に創業し、福岡県知事指定特産民工芸品「八女すだれ」を職人の手作業で作り続けている鹿田産業。2019年より日本の室礼(しつらい)文化の一つである竹すだれを国内外の商業施設向けに展開する事業へ再構築している。adf-web-magagine-shikada-shitsurai-1 ショールームは、「サスティナブルな竹すだれ・籐素材を使った次世代のホテル空間」をコンセプトに、国内外のインテリアデザイナーへ提案する施設として、隈研吾建築都市設計事務所が内装を設計。10数年前より隈研吾が設計する物件に使用されてきた弊社のすだれは、エースホテル京都や星野リゾート別府などで納入され、近年は海外へも展開している。すだれの伸縮性や透過性など素材特性を検証するラボを併設し、その画像や動画を2023年2月にリニューアル予定の英語webサイトで伝える計画。さらに竹と同様サスティナブルな「籐」素材で、ホテル空間用家具として隈研吾がデザインした新製品を発表する。adf-web-magagine-shikada-shitsurai-4 adf-web-magagine-shikada-shitsurai-5鹿田産業は、竹素材はもとより地域の工芸品である「い草」や、輸入素材の「籐」など創業以来、天然素材のみにこだわってきた。古来より日本では、来客の際に天然素材を使って室内をしつらえる室礼文化が根付いており、自然に寄り添ってきた。SDGs先進国である欧州などへサティナブルな素材を伝えるべきなのは日本企業であるという思いで、鹿田室礼というブランド名で海外展開している。adf-web-magagine-shikada-shitsurai-3

adf-web-magagine-shikada-shitsurai-6鹿田産業がメインとして扱う竹素材はしなって折れにくい特性がある事から、大型の壮観な装飾を可能としながらも、細い竹ヒゴを編んだすだれ生地は繊細で優美なデザインを表現できる。当ショールームでは、1本1本細い竹ひごを織機によって職人が手作業で編んだすだれ生地の繊細さを活かし、天井装飾や壁面で使った例、照明のシェードなど様々な用途でデザイン。すだれは2009年頃より隈研吾建築都市設計事務所で使用されており、ポートランド日本庭園、エースホテル京都、星野リゾート別府・湯布院など国内外で使われている。その施工例の一部を一堂に見ることができる施設として、さらに、手すき和紙や竹編み生地など地域工芸品の技術ともコラボしている。

adf-web-magagine-shikada-shitsurai-7竹と同様地球にやさしい多年草植物である籐(とう)素材を取り扱いはじめて40年の弊社は、日本人に馴染み深い籐素材の良さを提案するべく、サスティナブルなホテル内装に相性抜群の籐家具を、隈研吾にデザインを依頼。今までにないモダンなデザインの籐家具をラウンジや客室空間に配置している。


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