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約60の建築プロジェクトと模型・映像が語る安藤忠雄の挑戦と“永遠の青春”

建築家 安藤忠雄の集大成ともいえる展覧会「安藤忠雄展|青春」が、グラングリーン大阪内のVS.で開催中。会期は2025年7月21日(月・祝)までとなっており、閉幕まで残りわずかとなった。これまでに国内外から多くの来場者を迎えた本展では、会期中に新たな作品が追加されており、既に訪れた人々も再び足を運びたくなる構成となっている。adf-web-magazine-tadao-ando-seisyun-3

展示空間は約1,400㎡に及び、「挑戦の軌跡」と「安藤忠雄の現在」という2つのセクションで構成されている。「挑戦の軌跡」では、1969年からの50年以上にわたる安藤のキャリアを約60の建築プロジェクトと230点以上のスケッチ・ドローイング・模型を通して振り返ることができる。このエリアには、近年追加された2015年竣工の「真駒内滝野霊園頭大仏」の模型も展示されている。安藤は、大仏の頭部以外をラベンダーの丘で覆うという大胆なアイデアを提案。長いアプローチの先に現れる光に包まれた祈りの空間を、模型と映像のインスタレーションで体験できる。adf-web-magazine-tadao-ando-seisyun-2

一方、「安藤忠雄の現在」セクションでは、2018年に完成したアメリカ・シカゴの「Wrightwood 659」が新たに展示されている。これは1997年に安藤が設計した住宅に隣接するレンガ造のアパートを、美術ギャラリーとして再生したプロジェクトで、外壁は当時のまま、内部はコンクリートを用いて再構成されている。自然光が注ぐ中で、古いレンガと新しい素材が響き合う空間の緊張感が模型と映像で伝えられる。さらに、現在進行中の中国・上海での「浦東セメント工場再生計画」も紹介。1970年代のセメント工場跡地を商業・文化複合施設へと再生するもので、既存のサイロを活用しつつ、サイロをモチーフにした新築の提案も加わっている。会場では精緻な木製模型と工事現場のドキュメンタリー映像により、そのスケールと構想を垣間見ることができる。adf-web-magazine-tadao-ando-seisyun-5

adf-web-magazine-tadao-ando-seisyun-4本展の象徴的存在である青りんごのインスタレーションには、「人間も建築も、いつまでも青いまま、挑戦心にあふれていたい」という詩人サムエル・ウルマンの言葉が込められている。安藤は、特に次世代を担う若い世代に展覧会を体験してほしいと語り、中学生以下の入場を無料としている。adf-web-magazine-tadao-ando-seisyun-1

「安藤忠雄展|青春」開催概要

会期2025年3月20日(木)から7月21日(月・祝)まで
会場VS.(グラングリーン大阪内)
時間10:00〜18:00
URLhttps://tinyurl.com/2ab27r5d