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学術的に注目されてこなかった貴重な記録

旧ソ連時代に建てられた小屋やコテージの資料集『失われゆくソビエト時代の小屋とコテージ ダーチャ』がグラフィック社から2024年12月に発売される。ダーチャとはソ連時代に都会に住む人びとの別宅として建てられた木造の小屋やコテージのことで、革命、戦争、共産主義の崩壊などを乗り越え、その過程で人びとの生活の不可欠な一部となっていた。学術的に今までほとんど注目されたことがなく、保全は不十分であったため年々その姿を消している。その特徴や歴史、文化的背景の解説も収録している。

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『失われゆくソビエト時代の小屋とコテージ ダーチャ』書影

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関連書籍として、『ソビエトアジアの建築物 ソ連時代の中央アジアを巡る記録』(既刊)、『スポメニック 旧ユーゴスラヴィアの巨大建造物』などがある。

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著者プロフィール

フョードル・サヴィンツェフ

1982年、モスクワ生まれ。1999年に写真家として活動をスタートし、AP通信、AFP通信などニュース配信会社の仕事に従事。2003-06年、イタルタス通信のチーフフォトグラファーを務め、その後、個人的な写真プロジェクトを手がけていく。2015年以降、“ドキュメンタリー・アート”と名付けたジャンルのプロジェクトを展開し、ギャラリーでの作品展示をメインに活動している。

「失われゆくソビエト時代の小屋とコテージ ダーチャ」書籍概要

発売日2024年12月
仕様A4変形 並製 総240頁
定価2,970円(10%税込)
ISBN978-4-7661-3897-9
URLhttps://tinyurl.com/2226f5sz