立体作品と音が融合された新感覚展示
大野修個展「Bug-Fi」がWALL_alternativeで2025年9月3日(水)から9月27日(土)まで開催中。大野は、音楽カルチャーの視点を取り入れたアプローチを基軸に、内面から湧き上がる「衝動」を創作の原動力とし、プラスチックや使えなくなった楽器など、日常にあふれる様々な人工的な素材を組み合わせて造形する「ブリコラージュ」と呼ばれる手法を用いて作品を制作するアーティスト。空間そのものを利用した4mにわたる大型作品から没入型サウンドインスタレーションまで、新作含む47点が展示されている。
大野の原点でもある《Chunk》シリーズに、印象的な三角錐を組み合わせた4点の新作のほか、ヴィンテージギターから着想を得た《Cover》シリーズも紹介している。また、本展初めての試みとして、音楽家・梅原徹と協働したサウンドインスタレーション作品も発表。作品と音が反射し溶け合うことで、立体的で没入感のある空間が形成されている。サウンド作品は大野自身が制作した特別パッケージに収められ30個限定で販売している。
大野と梅原によるトークやブリコラージュした自作楽器による特別演奏が9月13日(土)に予定されている。専用フォームから事前申込制で参加できる。
大野修(Shu Ohno)
1981年生まれ福岡出身。九州産業大学で彫刻表現を学び、東京藝術大学の大学院を修了。在学中は、主に石を素材とした彫刻の研究に取り組み、アカデミックな造形と音楽からの影響を感じさせるものをモチーフとして構成し、現代における彫刻の在り方に揺さぶりをかけるような緊張感のある作品を制作。内面から沸き起こる「衝動」を重要な要素と捉え、廃材やコンクリートなど人工的な素材を用いながらも、決して軽薄でない「もの」としての強度を保った立体作品が特徴的である。
2012年から2年半のニューヨーク滞在中に辿り着いたブリコラージュによる制作スタイルで、「破壊と修復」を繰り返しながら素材と向き合い、時間の経過に内包された造形美を探求している。
梅原徹(Tetsu Umehara)
1996年神奈川県生まれ。都市と環境の構造が生み出す時空間的なダイナミクスと、そこに見えかくれするリアリティ、或いはフィクションへとアプローチした音響作品を制作している。
映像やダンス作品の劇伴制作、海外レーベルからのアルバムリリースやミックスの提供など活動分野は多岐にわたる。ドイツ/デュッセルドルフでの在住経験を経て、2018年横浜国立大学理工学部卒業。2020年東京藝術大学大学院美術研究科修了。近年の主な活動として、個展「Rumble」(The 5th floor、東京、2024)や、個展「Parallax +Drive」(Arts ISOZAKI、水戸、2023)、グループ展として「ATAMI ART GRANT 2023」(熱海、2023)、「TRANSLATION for ALL」(渋谷PARCO、東京、2023)への参加など。2024年12月、英small méasuresより2ndアルバム「Ephemeral」をリリース。
大野修個展「Bug-Fi」開催概要
| 会期 | 2025年9月3日(水)~9月27日(土) |
| 時間 | 18:00~24:00 |
| 会場 | WALL_alternative |
| URL | https://tinyurl.com/myrfaz5t |

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