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Kiiが手がけた約940㎡の創造的空間が一般公開

アメリカを拠点とする広告代理店ワイデン＋ケネディの日本法人「ワイデンアンドケネディトウキョウ」が、東京・神宮前に構える新オフィスを期間限定で公開する。設計を手がけたのは、建築家・新井里志と中富慶による建築デザインユニット「Kii」。竣工から1年を迎えるタイミングで関係者向けにオープンオフィスを実施する。舞台となるのはTerraza Harajukuの5・6階、約940㎡の2フロアで、映像、グラフィック、言葉、プロダクト、プラットフォームなど、約80名のスタッフが日々多様なクリエイティブを生み出している場所。

photo: Masanori Kanehisa

細部まで設計された色彩や素材、オリジナルで製作された家具が、空間全体に統一された質感を与え、個と集団の創造活動に寄り添う場として機能している。今回のオープンハウスではKiiの両名が自ら案内を行い、スタッフが実際に空間を使いこなす様子を体感できる貴重な機会となる。フォームで参加希望日時を選択し申し込むことができる。

Kii

新井里志と中富慶による建築デザインユニット。建築・インテリア設計にとどまらず、家具やプロダクト、ショーウインドウのディスプレイなども手がけ、空間全体の体験をデザインする。

新井里志（Satoshi Arai）

1984年 群馬県生まれ。建築家・デザイナー。2014年にKii inc.を設立。

中富慶（Kei Nakatomi）

1980年 福岡県生まれ。建築家・デザイナー。2014年にKii inc.を設立。2020〜2022年、東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻 特任講師を務める。