島精機製作所のサステナブル素材ブランド「ReMateri®」と田辺市立高雄中学校が共同で実施
島精機製作所は、自社で進める牛乳パック中心の再生紙を活用したリサイクルを地域・地方とのコラボレーションにより積極的に進めている。その一環として、2022年11月22日(火)、田辺市立高雄中学校から島精機製作所のサステナブル素材ブランド「ReMateri®」に、全校生徒で回収した学乳パックが引き渡された。これをリサイクルして製品に生まれ変わるストーリーが島精機製作所から全校生徒に紹介された。
給食で出る牛乳パックの回収
今回、田辺市立高雄中学校から島精機製作所のサステナブル素材ブランド「ReMateri®」(リマテリ)に引き渡されたのは、全校生徒で飲み終わった牛乳パックを洗って開いたもの。1か月間の回収で約7,500枚のパックが集まり、島精機製作所は協力会社を通して再生紙の糸「REPAC™」(リパク)を製造・販売する。校長先生の「生徒に履かせてあげたい」という熱い想いも後押しし、全校生徒に牛乳パックからできた靴下を提供する予定で取り組みを進めてる。
取り組みについて
島精機製作所は社内ベンチャーの取り組みとして2020年より再生紙を使った和紙糸の開発を進めてきた。当時、古紙を配合した紙の糸は世の中になく、世界初の発明となった。※2020年当時、自社調べ
現在は牛乳パック中心の再生紙を活用してリサイクルを進めているため、牛乳パックを使う多くの企業や団体に活用してもらえる可能性を秘めている。今後も今回のような地域・地方とのコラボレーションを積極的に進めていき、SDGsやサステナブルな想いを広く届けることによって、未来の環境を守るような取組みにしたい考え。
牛乳パックからうまれた紙糸の機能性について
- 吸水性や消臭性は外部機関検査での機能性を確認
- 靴下ではつま先やかかとの耐久性試験も外部機関で検査し、他素材との比較により問題ない事を確認
- 紙が原料だが、通常の洗濯機で洗濯しても問題ないことを確認
展開アイテムについて
- WHOLEGARMENTの五本指靴下をはじめとする靴下シリーズ
- 吸水性抜群の泉州タオル
- 生成りがかわいいトートバッグ
- 紙から出来た布のエプロン
- サラっと羽織れて軽いYシャツ
- 夏にも心地よいニット帽
など、ニット製品に限らず様々なアイテムでの提案を実施している。