新ビジョン『Design Doing for More』のもとDesign Opsやデザインシステムの構築・運用を伴走支援
アプリ・WebサービスのUI・UXデザイン支援を手がけるルートは、創業からの10年目、多様なクライアント支援をする中で「経営や戦略視点から組織的にデザインを利活用していきたいが、どのように実行していくべきか見いだせない」という企業が少なくないことを実感し、新ビジョン『Design Doing for More』のもとDesign Opsやデザイン組織を組成・運用を目指す企業を対象とした組織の立ち上げ・運用支援サービスを開始した。
サービス化の背景
多くの組織ではデザインの利用がクリエイティブによる見た目の変化や表層的な機能拡充や短期的な事業指標の改善テクニックにとどまっていることが多く、より上位概念の経営や戦略に活用できていないのが実態であるが、クライアントとディスカッションを重ねる中では中長期視点でサービス開発や事業戦略に顧客体験を中心としたデザイン戦略を取り入れていこうとする意識の変化を感じている。つまりサービス開発において、デザイン部門だけではなく企画からエンジニアリングまでが一体となりデザインを活用し、Design Ops*1やデザインシステムに則り適切なデザインの運用体制を構築・運用することが益々重要となってきていると言える。
デザイン組織の立ち上げ・運用支援サービス
本サービスでは、主にアプリやWebサービスの開発を行う事業会社向けに、Design Opsの体制構築支援、デザインシステムの運用体制整備やデザインシステムの設計支援、プロダクト開発組織に対してのUXデザインプロセス定着支援を行っていく。
支援内容の一例は以下の通り。具体的には支援先企業様の課題や状況を踏まえ相談の上決定する想定。いずれの場合においても手法やフレームを提示するだけでなく、組織の一員として伴走し実行を伴いながら価値提供をしていく。
- グロースフェーズにおいて、デザイナー人員増加に耐えうるデザインプロセスの体系化や整備
- 開発者や他デザイナー含めてデザインアセットを活用できるようなデザインシステム整備や運用の支援
- PdMやエンジニアも含むプロダクトチーム、および開発サイクルでの、デザインアプローチの導入(UXリサーチや顧客インサイトを元にした施策立案・プロセス導入など)
新ビジョンを通して目指すもの
今回新たに『Design Doing for More』というビジョンを掲げ、デザインの実践を個から組織・事業へ広げることを目指す。制定の背景にはデザイン経営宣言をはじめ、近年ビジネスにおけるデザインの必要性が叫ばれる流れ、およびそれに伴う業界内での意識変化がある。
デザインをリードする認識を深める一方、ビジネス職をはじめ協働する職種の認識を共通のものとしていくには時間がかかる。rootはデザインの根源的な力をより多くの人々、より多くのものごとへ活用することで、世界をより良く前進させられると信じている。