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プロトタイピングによる詩的実践を展開

デザインスタジオPOETIC CURIOSITY 日本橋三井ホールで2025年11月7日から11月9日まで開催されるデザインイベント「alter. 2025, Tokyo」に出展し、新作《POETIC PROTOTYPING -Forms of Invisibility-》を発表する。「alter.」は新しい価値観と表現を提示する次世代型のデザインイベントとして初開催されるもので、異分野のクリエイターによるプロトタイピングや協働を通じて、オルタナティブなプロダクトデザインの可能性を探る。adf-web-magazine-alter-2025-5

今回の出展では、世界中から選抜された56名のクリエイターによる11のプロジェクトが展示される予定であり、POETIC CURIOSITYもその一翼を担う。POETIC CURIOSITYは詩的な好奇心から生まれる感覚やイメージを起点に、デザインやものづくりを行うスタジオとして活動してきた。今回の新作《Forms of Invisibility》は、風や光、記憶、声といった目には見えない存在をとらえ、形にするプロトタイピングシリーズの一環として制作された。詩的な感性に導かれた断片的なテキストや素材の組み合わせを通じて、「存在の輪郭」を探るような空間インスタレーションとなっている。adf-web-magazine-alter-2025-1

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左上から青沼優介、三好賢聖、栗原あずさ、高野慎太郎、神山真美子、東京香堂

プロジェクトには香り、工学、編集、グラフィックなど異なる専門性をもつクリエイターが参加。東京香堂(インセンスブランド)、エンジニアの高野慎太郎、グラフィックデザイナーの栗原あずさ、編集者の神山真美子らとの協働により、多層的な詩的体験が設計されている。POETIC CURIOSITYは、これまでに《ウィンド・ウィスパラー:言葉を風に乗せる》(2022)、《影をそそぐ》(2022)などのプロジェクトを展開してきたほか、2023年には「サローネサテリテ」(ミラノ)に出展。今回の「alter.」は、スタジオにとって新たな挑戦であり、詩とデザインの関係性に向き合う試みとなる。

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《ウィンド・ウィスパラー: 言葉を風に乗せる》(DESIGNART TOKYO 2022)

POETIC CURIOSITY 

2020年、青沼優介と三好賢聖により設立された東京拠点のデザインスタジオ。「詩的好奇心」をテーマに、リサーチとプロトタイピングによる詩的発見を起点に多様なプロジェクトを展開している。インスタレーション、デザインプロダクト、香りや光など非言語的要素を用いた作品群により、感覚や記憶に作用する表現を追求。国内外の展覧会で作品を発表しており、ジャンルを越えた表現で注目を集めている。

「alter. 2025, Tokyo」開催概要

会期2025年11月7日(金)から11月9日(日)まで
会場日本橋三井ホール
URLhttps://altertokyo.com/