今年のテーマは「おかしなものさし」
広告・マーケティングの専門誌を発行する宣伝会議は2023年3月27日に、2022年OCCアワード(大阪コピーライターズ・クラブ主催)の受賞作品を収録した『大阪コピーライターズ・クラブ年鑑2022(OCC年鑑)』を全国書店とオンラインで発売する。
おかしなものさし
ナンセンスなことをしている
課題も手法も媒体もすべて異なる広告に
順列をつけるなんてバラバラのものをはかるために
必要なことはなんだろうそれはきっと
いろんなものさしを用意すること沖縄には藁の結び目で
戸数や穀量をはかる
藁算というものさしがあるデンマークには
死神の鎌のような大きさの
巨木の太さをはかるための
ものさしがあるなんて豊かな世界だろう
年鑑を読み進めると
OCCのものさしが姿をあらわすところどころ
ゆがんだり ひしゃげたり
奇妙なかたちをしているおかしなものさしは
おかしなまなざしで
世界を見つめている
OCCアワードの審査基準は、企画、コピー、ビジュアルなど、どこかに、“新しさ”や“おもしろさ”が光っているか。時代の変化に伴う広告へのニーズの多様化に応えた表現や仕組みなど、そのアイデアを審査する。そのため、アートディレクター、映像ディレクター、Webプランナー、テクノロジストなどコピーライターやCMプランナー以外の応募も可能となっている。今年度の審査委員長は、直川隆久(電通)。
『大阪コピーライターズ・クラブ年鑑2022』書籍概要
発行 | 大阪コピーライターズ・クラブ |
発売 | 宣伝会議 |
定価 | 1980円(本体1800円+税) |
仕様 | A5判 309ページ |