メトロクス東京店にデザイン賞受賞プロダクト、ヴィンテージやデッドストック、限定品などの貴重アイテムが集結
東京のインテリアショップ、METROCS(メトロクス)では、イタリアンデザインの権威と歴史あるデザイン賞「Compasso d’Oro(コンパッソ・ドーロ)」にフォーカスしたフェアを、2022年7月28日(水)から9月17日(土)まで開催している。受賞プロダクトだけでなく、その製品を手掛けたいくつかの建築家・デザイナーをメトロクスの視点で独自にピックアップ。既に生産が終了した、貴重な名作アイテムのヴィンテージコレクションも並ぶ。
「Compasso d‘Oro(コンパッソ・ドーロ)」について
デザイン誌「DOMUS(ドムス)」を立ち上げたことで知られる、イタリア建築界の父Gio Ponti(ジオ・ポンティ)の発案から生まれたデザイン賞で、イタリア・ミラノの百貨店La Rinascente(ラ・リナシェンテ)の主催により1954年に創設された。タイトルは「黄金のコンパス」を意味し、完全な美を創り出した工業デザインに対する最大の評価として命名された。1964年からは、イタリア工業デザイン協会(ADI)に主催が移行し管理されている。現在、この賞は、イタリアで製造された工業デザインの分野における品質を認め、促進することを目的としておりADIによって授与されている。1979年以降はミラノ市のバックアップも得られるようになったことから、ミラノの重要な文化事業の一つにもなっている。デザイン大国イタリアにおいて最も権威ある賞として認識されているコンパッソ・ドーロは、デザイン業界における最大の栄誉として知られている。
取扱い商品(一部)
パレンテジ
1971年にAchille Castiglioni & Pio Manzu(アッキレ・カスティリオーニ & ピオ・マンズー)によってデザインされたフロアランプ「Parentesi(パレンテジ)/Flos(フロス)」。50周年記念カラーとして発売した「ターコイズ」「オレンジ」を展示・販売。パレンテジは、1979年にコンパッソ・ドーロを受賞している。
エクリッセ
Vico Magistretti(ヴィコ・マジストレッティ)が手掛けた「Eclicce(エクリッセ)/Artemide(アルテミデ)」。日食や月食の「食」を意味する名前を冠しており、月の満ち欠けを彷彿とさせるテーブルランプ。「シルバー」は既に廃番となっており、本フェアで用意したデッドストック限りで販売終了。1967年にコンパッソ・ドーロを受賞している。
トロメオ ミクロ
建築家・Michele De Lucchi(ミケーレ・デ・ルッキ)の代表作であるデスクランプ「Tolomeo(トロメオ)/Artemide(アルテミデ)」。テレビや映画のインテリアでも多く起用されるデスクランプの名作です。「ダークブルー」は数量限定で発売されたカラーで、メーカー在庫限りで販売終了となる貴重な仕様。トロメオは1989年にコンパッソ・ドーロを受賞している。
オリヴェッティ ポスター
4度のコンパッソ・ドーロ受賞経歴を持つ、Enzo Mari(エンツォ・マリ)が手掛けたOlivetti(オリヴェッティ)のポスター。オリヴェッティに関する写真やアルファベットなどがコラージュされ、オリヴェッティ社の企業メッセージが込められたデザインとなっている。エンツォ・マリは1976 年から 1979 年までADIの代表を務めるなど、イタリアデザイン界をはじめ、世界的に多くの影響を与えたデザイナー、アーティストとして知られる。こちらは、本フェアで用意したデッドストック限りで販売終了。
デザイン雑誌 ドムス
ジオ・ポンティによって1928年に創刊されたイタリアのデザイン雑誌「ドムス」の貴重なバックナンバー(古本)を150冊以上取り揃えている。
「AWARD FAIR‐Compasso d’Oro‐」開催概要
会期 | 2022年7月28日(木)~ 9月17日(土)※8月14日(日)~21日(日)迄 夏季休業、水曜日・日曜日・祝日 定休日 |
会場 | METROCS Tokyo |
ウェブページ | https://bit.ly/3QGMX4r |