2027年開館予定の港区立みなと芸術センター m∼m
港区では2027年11月1日の開館を予定している「港区立みなと芸術センター」(愛称:m∼m〈むーむ〉)のシンボルマーク作成等事業を担う委託事業者の募集を開始した。参加表明書・企画提案書等の提出期限は2025年10月7日正午までで、郵送・宅配も可能だが、期日内必着が条件となる。プロポーザル方式によって選考が行われ、書類審査・プレゼンテーションを経て、2025年11月中旬以降に結果が発表される予定。
本施設は約600席の劇場と可動式100席のホール、スタジオ、多目的ルームなどを備え、港区における文化芸術の中核拠点として整備が進められている。芸術鑑賞だけでなく、参加型・創造型の活動を推進し、人材育成や交流、多様性の理解を深める場として設計されている。
今回公募される業務は、施設の愛称「m∼m(むーむ)」を踏まえたシンボルマークおよびその活用マニュアルの制作に加え、シンボルマークを用いたプロモーション提案も含まれる。履行期間は契約締結日から2026年3月末までで、事業規模は税込5,505,000円程度とされている。募集要項や提出様式は港区ホームページまたは区役所窓口にて入手が可能。
プロポーザル選考スケジュール(予定)
- 質問受付期限:2025年9月19日(金)正午まで
- 質問への一斉回答:2025年9月26日(金)
- 企画提案書提出期限:2025年10月7日(火)正午まで
- 第一次審査(書類):2025年10月21日(火)
- 結果通知:2025年10月23日(木)
- 第二次審査(プレゼン・ヒアリング):2025年10月28日(火)
- 最終結果通知:2025年10月30日(木)
- 契約締結・公表:2025年11月中旬以降
愛称「m∼m(むーむ)」
- ことば:「m」はminato(港)とme(私)を意味し、地域と私の結びつきを表現
- ひびき:「無」から生まれる、「無限」の可能性を象徴
- デザイン:手の形「m」と波の形「〜」で、人々のつながりと水辺の港区を表現
開館2年前 プロローグ・イベントも開催決定
2025年11月30日には開館2年前のプロローグ・イベントの開催も予定されている。会場はニッショーホール(港区虎ノ門)。港区長・清家愛と俳優・サヘル・ローズ、クリエイティブディレクター・箭内道彦によるトークや、音楽家・鈴木優人によるピアノ演奏とドローイングのコラボレーションライブなど、多彩なプログラムが用意されている。
さらに、開館予定施設を先取り体感できるVR体験や、子どもから大人まで楽しめるワークショップ、アーティストとともに港区の地理や歴史を歩く「アートウォーク」なども実施予定。みなと芸術センターの世界観を一足先に体験できる貴重な機会となる。