博展が制作したアートインスタレーション《Prism》が「iFデザインアワード2021」のInterior Architecture部門で最高位のゴールドを受賞
体験価値の創造を通じて、企業のコミュニケーションをデザインする博展が制作したアートインスタレーション《Prism》が、国際的に権威のある独デザイン賞「iFデザインアワード2021」のInterior Architecture部門で最高位のゴールドを受賞。iFゴールドアワードは、世界的に最も権威あるデザインアワードの一つである「iFデザインアワード」の中から、特に優れたデザインと判断されたものに与えられる。2021年は世界52の国と地域からの応募総数約10,000点の中から75点のみが受賞。受賞作品のアートインスタレーション《Prism》は、博展が神奈川県猿島で行われたアートイベント「Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島」に出品した光とプリズムのインスタレーション。
《Prism》は、第二次世界大戦後まで軍事基地であった東京湾の猿島で開催されたSense Islandのアートイベントで制作された。夜の街並みに似た美しくカラフルな照明で、島の過去の思い出をよみがえらせる企画であり、その目的は戦争や日本の歴史を美化することではなく、島に残っている記憶を美的で魅力的な体験の中に復活させることであった。 デザインとアートは、歴史からの教訓を忘れないように、過去の記憶を生かしておく上で重要な役割を果たす。なお、今回の作品は「iFデザインアワード2021」ゴールド受賞の他にも、香港デザインセンターが主催する「DFAアジアデザインアワード2021」にてシルバーを受賞、「DSA 日本空間デザイン賞 2020」にて入賞をしている。今後、この作品はシリーズ化を考え、アートイベントや美術館など、場所にとらわれることのない展開をしていく。