『BVLGARI ROMA : TRAVEL TALES FOR BEAUTY LOVERS』刊行
1884年のブルガリ創業以来、建築、芸術、文化の遺産を抱くローマの壮麗な美しさは、ラグジュアリーとスタイルの提供者として名を馳せるブルガリにとって尽きることのないインスピレーションの源となってきた。今回、ローマに深く根づいたブルガリから『BVLGARI ROMA:TRAVEL TALES FOR BEAUTY LOVERS』が刊行された。これは永遠の都を紹介する、他に例のないガイドブックであり、都市のランドマークとそこからインスピレーションを得たブルガリのタイムレスなデザインとを結びつけている。
例えば、アイコニックな「ビー・ゼロワン」のリングのデザインは、ローマの究極のシンボルであるコロッセオにインスパイアされている。八角形の幾何学模様が繰り返される「オクト」の時計のシェイプは、マクセンティウスのバシリカに見られる格間天井からヒントを得ている。
編集者兼アートディレクターのヤン・クラリチェクは、序文で次のように述べている。
建物の曲線がいかに、そしてなぜネックレスの曲線と類似点があるのか、幻想的な絵画のディテールからアイコニックなブレスレットの物語がどのように紡がれるのか、あるいは建築物が持つ二面性がリングのデザインにどのように親密且つ繊細に反映されるのかを理解してもらえる。
本書はポータブルなサイズで、歴史を感じ、ランドマークやモニュメントに関する実際のガイドに加え、現代イタリア文学界でも有名なローマの著述家たちがこの都市を最も象徴する場所からインスピレーションを得て書いたショートストーリーを交えた多彩な内容となっている。さらに、アンナ・デッロ・ルッソ、リリー・オルドリッジ、エンニオ・モリコーネ、ロベルト・ロッセリーニ、ボーイ・ジョージ、フランチェスコ・ヴェッツォーリなどファッション、シネマ、スポーツ、音楽界の有名人をはじめ、ローマで生まれた、ローマに縁がある、または、ローマを熱烈に愛している、ローマとつながりのある人物からの寄稿で充実した一冊となっている。