144本限定オリジナルBOX入りで抽選販売開始
トカプチ(ワイン事業部)は、新月の日である2022年11月24日(木)にWINE × ART PROJECT vol.1として、アーティスト・加藤泉とコラボし、「Ape nonno2020 × IZUMI KATO」オリジナルBOX付き144本限定(エディションナンバーあり)を、オンラインにて抽選予約を開始した。Ape nonnoをリリースしてから3年目、初めてのコラボ商品となる。
北海道ワイン、日本ワインを世界でも楽しんで貰いたい
日本ワインは輸出量が日本酒に比べて少なく、世界でまだまだ知られていないのが現状である。日本食や江戸前寿司ブームと円安の効果により日本ブランドがこれから注目される中、北海道十勝で産み出された「山幸」が国際品種に登録され、世界進出への期待が高まっている。日本で親しまれてるインポートワインのように、海外で日本のワインを楽しんで貰いたい。そんな願いが詰まったプロジェクトを、ワイン好きのアーティスト・加藤泉と共に長期プロジェクトでチャレンジしていく。
バイオダイナミック農法で作る神秘のナチュラルワイン
トカプチ農場上富良野トミハラヴィンヤードでは、限りなく人の手を加えず自然のままに育て、天体の動きを見て満月と新月に調合剤(雌牛の角に糞を詰め土の中で発酵させる)を撒く。土、月、星、動物、風など地球の調和で造られた神秘のワインは、香に耳を傾けるとその情景が浮かび、森や土の声が聞こえるようである。そんなナチュラルワインは、気候に左右されやすく、自然酵母で発酵させ出来上がるため繊細でとても尊い。「山幸は飲むまで巡り合った事のない味」と言うソムリエの言葉の通り、年によっての風味が違うのも楽しみの一つである。現在はパタゴニアとリジェネラティブオーガニック(RO)のRO認証取得に向けて協同している。
現代美術アーティスト加藤泉との出会い
アートコレクター吉野誠一から日本のワインだから日本の現代美術アーティストとコラボしたらどうか?と誘われたのがきっかけとなりコラボが実現。描かれた可愛い葡萄のようなアートピース、そして「循環」をテーマにしたオリジナル作品が完成した。また、今回はアートの箔入りオリジナルBOXも製作して更にスペシャルな仕様となっている。
今後の展開
2023年に上富良野に醸造所をオープンしたワイナリーは、アートコラボワインをきっかけにアジア、ヨーロッパ、アメリカとPOP UPなどを仕掛け小さくても着実に歩んでいきたいと考えている。今後は、海外進出にはコラボワインだけではなく、他の赤ワインレラカントや微発泡で作ったミンツチなどカジュアルなワインも提案していき、日本食との提案も含めて発信し、ワイン造りを通して地球への配慮や社会問題にも向き合うことを検討している。
加藤泉 (IZUMI KATO)
1969年島根生まれ。1998年頃より画家として本格的なキャリアをスタート。子供が描くようなシンプルな記号的な顔の形に始まり、現在まで人がたを手がかりに展開している。2000年代から木彫作品を発表し、現在は、ソフトビニール、石、布、プラモデルなど幅広い素材を使い制作している。主な個展としては、Red Brick Art Museum(北京、2018 年)、Fundación Casa Wabi(ブエルト・エスコンディード、メキシコ 2019年)、原美術館 / ハラミュージアム アーク(東京 / 群馬、2館同時開催、2019年)、SCAD Museum or Art(サバンナ、米国、2021年)など。2022年は「ハワイ・トリエンナーレ2022」(ホノルル、米国)、「Assembly 1: Unstored 」(Assembly, ニューヨーク州、米国)、「UN ÉTÉ AU HAVRE」(ル・アーブル、フランス)、REBORN ART FESTIVAL 2021-2022[後期](石巻市、宮城)などのグループ展に参加。2022年11月6日よりワタリウム美術館(東京)で個展を開催中。