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アートに触れるきっかけを作る「ミューラルアート」を広める業務提携

ミューラル(壁画)のプロデュース事業を展開するWALL SHAREは、三菱鉛筆を引受先とする第三者割当増資による資金調達を実施。同時に三菱鉛筆との間で資本・業務提携に関する契約を締結した。創業以来、“書く・描く”という文化を育んできた老舗のリーディングカンパニー三菱鉛筆の豊富な事業経験を活かし、ミューラル事業を加速させ、人々にとってアートがより身近な存在となる世界の実現を目指していく。adf-web-magazine-mural-produce-uni-1

両社について

世界のアート市場全体に対して日本の占める割合は僅か3%未満に留まり、日本のアートは一部の人の嗜好品の域を出ておらず、日本の社会課題の一つである。そういった背景の中で、「アートに触れるきっかけ」が日本におけるアートの課題解決にとって必要な要素の一つと考えるWALL SHAREは、まちに存在するミューラルが、誰もが気軽にアートにふれるきっかけと捉えている。その「きっかけ」を増やすため、これまで多数のアーティスト、企業、行政などと連携し、日本全国に70以上のミューラルを描いてきた。一方で、三菱鉛筆は1887年の創業以来、世界中の人々に筆記具を提供するとともに、“書く・描く”という文化を育んできたリーディングカンパニー。事業経験が豊富な三菱鉛筆と提携することで、ミューラルの事業を加速させ、人々にとってアートがより身近な存在となる世界の実現を目指す。

今後の主な取り組み

両者のミッション、ビジョンの達成

両者に共通する“書く・描く”という点をベースに連携をし、より多くの人々・アーティストに価値を届けていく。

新規事業の共創の検討

三菱鉛筆社、WALL SHAREがそれぞれ所有するネットワーク、データ、ナレッジを活用し、新たな事業の展開を検討していく。また、共創事業を通じて両社の事業成長やアートカルチャーへの貢献も目指す。

これまでの取り組み

三菱鉛筆本社へのオフィスアート

「人々の個性と創造性を解き放つ・違いが美しい」をテーマに描いたアートユニットMOTASのミューラル作品。MOTASの作品の中で登場するオリジナルのキャラクター「BLEYE(ブライ)」の家族が、表現(アート)を通じて心を動かせることの素晴らしさを伝えつつ、雷雨と晴れ、家族の気持ちの違いなどもテーマに紐づけている。adf-web-magazine-mural-produce-uni-2

横浜関内でのミューラルプロジェクト「SUSTAINABLUE(サステナブルー)」
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mural by FATE

持続可能(Sustainable)と、横浜のシンボル的な色である青(Blue)を掛け合わせ、横浜市旧市庁舎街区活用事業のまちづくりビジョンである「継承・再生・創造」を持続的に循環させたいという想いと、希望の意味を持つ青を大切にしたテーマとなっている。神奈川県出身のアーティストFATEが、高く繊細なスキルと独自の解釈を交えながら幾何学的かつ多角的な表現で描き、街ゆく人を魅了した。