公共空間というメディアを通じ、社会とアートの繋がりを眺める
2024年3月25日にスタートした、渋谷における都市型アートプロジェクト「YOU FEEL」のメインイベントが閉幕した。本プロジェクトはアートプロジェクトカンパニー、Embedded Blueが企画・キュレーションを手がけたエキシビジョン・公共空間への公開・年間を通じたコラボレーションによって複合展開する都市型アートプロジェクト。公共空間というメディアを通じて、社会とアートとの繋がりを眺めることを設計に含めて企画・実施された。
プロジェクト内容
作品公開
8点のアート作品が渋谷駅ハチ公口からマークシティ方面に向かう一体に展示された。渋谷の街を背景に「時代やカルチャー」「デジタルとアナログ」といった領域を自在に横断し、アップデートしていく4名のアーティストが作品を提供した。なお、この作品公開は約1年間設置される予定。
プロジェクトビジュアル公開
渋谷駅構内の全長30mの壁面に作品とプロジェクトの告知を実施。アートプロジェクトとして前例のない駅構内でのビジュアル展開によって、往来する人が作品やアーティスト、プロジェクトを知るきっかけとなった。
グループエキシビジョンおよび関連イベント
渋谷駅に公開された作品原画に新作も加えたグループエキシビションが渋谷elephant STUDIOで2024年4月1日から4月7日まで開催、初日前日に行われたレセプションには約120名のゲストが来場した。参加アーティストはKAZUSA MATSUYAMA、三澤亮介、新埜康平、尾潟糧天ら。また同会場にて企業とアーティストとの関係性やアーティストとアートスペースに関する内容でトークイベント、および尾潟糧天による公開制作なども行われた。
Embedded Blue
アートと社会を繋ぐプロジェクトデザインを得意とし、アーティスト支援・企業の文化芸術活動支援や、パブリック空間でのアートプロジェクト企画を中心に事業を展開中。IT・金融業界を経験したビジネスサイドと、多様なスキルと創造性を有するクリエーターから構成されるチームで、アーティストと共創していく独自のスタイルでクリエーションから事業開発まで幅広く手がける。