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大阪・関西万博と同時期に開催

Study:大阪関西国際芸術祭 2025」が2025年4月11日(金)から10月13日(月)まで開催される。本芸術祭は今年で4回目を迎える現代アートの国際フェスティバルで、大阪・関西万博の開催期間中、夢洲の万博会場をはじめ、安藤忠雄設計の大阪文化館・天保山、黒川紀章設計の大阪府立国際会議場(中之島)、さらに西成・船場エリア、70年万博開催の万博記念公園にある国立民族学博物館(黒川紀章建築)など、大阪を象徴する各地で展開される。今回は、大阪・関西万博と大阪一帯をつなぐ役割を担う国際芸術祭として国内外のアートプロジェクトを通じ、「アート×ヒト×社会の関係をStudyする芸術祭」として実施。文化芸術・ 経済活性化、そして社会課題の顕在化を意味する「ソーシャルインパクト」をテーマに、各会場ごとに6つの章に構成された展示が行われる。

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© Allen JonesCourtesy of the artist and Institute for Cultural Exchange, Tübingen

構成

第1章 多様なる世界へのいざない

会場:2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)未来社会ショーケース事業 アート万博 パブリックアート内「Study:大阪関西国際芸術祭 / EXPO PUBLIC ART

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提供:2025年日本国際博覧会協会

万博会場内の各所にアーティストによるパブリックアート作品の展示「Study : 大阪関西国際芸術祭 / EXPO PUBLIC ART」を行う。来場者に文化の彩りと潤いを添えると共に、「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマの万博会場の随所に世界各国の芸術作品を誘致して紹介し、芸術を通して来場者相互の対話と交流を図ることを試みる。

第2章 人・命への考察

会場:安藤忠雄建築の大阪文化館・天保山(旧サントリー・ミュージアム)

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大阪文化館・天保山(旧サントリー・ミュージアム)は、建築家・安藤忠雄が美術館として設計し、1994年に竣工。大阪湾を背景に青空に映える外観は印象的で、多様な文化の発信基地として国内外から利用され、様々な活動に取り組んでいる。本会場では、ドイツの研究機関と共に、人間とは何かを問う「Reshaped Reality」展を開催。

第3章 都市とアートの関係性

会場:大阪キタエリア

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前回開催の本芸術祭では、万博大阪パビリオンディレクターの佐久間洋司キュレーションによる「拡張される音楽 Augmented Music」展を開催し、領域をこえて幅広い層に大きな反響があった。2025年は、キュレーター・佐久間洋司による「思弁的な音楽 / New Storytelling」展を開催。

第4章 変容する街でのアートの可能性

会場:西成エリア

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ゲストハウスとカフェと庭 釜ヶ崎芸術大学

かつて高度経済成長期の肉体労働に従事するために集まってきた労働者たちが住まう場所だった釜ヶ崎(西成エリア)は、近年は高齢化や外国人の増加、あるいは不動産投資による地価上昇など、様々なソーシャルな事象に向き合っているエリア。

こえとことばとこころの部屋(ココルーム)・釜ヶ崎芸術大学、および「kioku手芸館 たんす」を拠点に展開するファッションブランド「NISHINARI YOSHIO」と引き続き連携。さらに、築約100年、増改築を繰り返した昭和の姿が今なお残り、現在も再生が進行中の「山王ハモニカ長屋」を会場に加え、キュレーター・プロダクション・ゾミアによる「喫茶あたりや」 展を開催、新しい出会いと創造の場を生み出す。

第5章 東西南北、文化の交差する街

会場:船場エリア

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船場エリアでは、キュレーター・岸本光大による「Re: Human ─ 新しい人間の条件」展 を開催する。

第6章 クリエイティブ・エコノミーと地球の未来

会場:黒川紀章建築の大阪国際会議場(グランキューブ大阪)

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本会場では、日本・韓国の国交正常化60周年を記念し、韓国で2016年に誕生した 現代アートフェア「Plastic Art Seoul(通称、PLAS)」と株式会社アートローグが共同開催する国際アートフェア「Study × PLAS : Asia Art Fair」が開催される。本アートフェアは、日本・韓国の国交正常化60周年を記念すると共に、未来志向の日本・韓国及びアジア圏での文化芸術の関係性構築を目的に、2025年の大阪・関西万博に合わせて日本と韓国が合同で開催する、総合的なアート&クリエイティブ・フェア。建築家・黒川紀章が設計した大阪府立国際会議場を舞台に、多彩なアート作品を観て体感し購入できる。

その他会場:国立民族学博物館(万博記念公園内)

国立民族学博物館(みんぱく)は、文化人類学・民族学とその関連分野の大学共同利用機関として1974年に創設され、1977年に大阪・千里の70年万博跡地に開館した。建築設計は黒川紀章。2024年には創設50周年を迎え、岡本太郎の太陽の塔のある万博記念公園内の本会場は、1970年の大阪万博と2025年の本芸術祭、大阪・関西万博を時代をこえて接続する象徴的な場となる。

「Study:大阪関西国際芸術祭 2025」開催概要

会期2025年4月11日(金)〜2025年10月13日(月)
会場大阪・関西万博会場内 / 大阪文化館・天保山(旧サントリーミュージアム)・ベイエリア / 中之島エリア(大阪府立国際会議場)、船場エリア / 西成エリア / 大阪キタエリア / 松原市ほか
チケットhttps://tinyurl.com/3ezrwt7s
URLhttps://osaka-kansai.art/