選出されたクリエイターの作品は『VOGUE JAPAN』に掲載
『VOGUE』が主催する、新人フォトグラファー&映像クリエイター発掘・支援プロジェクト「PhotoVogue」が初のアジア地域限定応募を2025年6月25日まで受け付けている。「PhotoVogue」とは2011年にスタートしたプロジェクトで、発行元であるコンデナスト社のグローバルネットワーク全32カ国を横断して公募が行われ、選出された新人クリエイターをサポートするプログラム。才能あるクリエイターに助成金を支給し、『VOGUE』の誌面やイベントで作品を発表する場を提供すると同時に、世界のトップクリエイターによる作品のレビューを受けられる機会を設け、今後のグローバルな活躍をバックアップする。今回の公募はグローバルフォトプロジェクトとは別に、アジア地域限定の「PhotoVogue」として開催される。
アジア地域限定公募には日本独自の審査が加えられ、「Show Japan Through Your Lens(そのレンズが映す、日本という輪郭)」をテーマとする。応募フォーム上で居住国(Country of Residence)もしくは作品のテーマとなっている国(Project Country)として「JAPAN」を選択した作品の中から日本独自の審査員が数名のクリエイターを選出し、作品発表の機会が与えられる。審査員は、『VOGUE JAPAN』の誌面を度々手がけてきた世界的に活躍するアーティストのペトラ・コリンズやREPOSSI クリエイティブ・アンド・アーティスティック・ディレクターのガイア・レポシのほか、タカ・イシイギャラリー設立者の石井孝之にAMBUSH® クリエイティブ・ディレクターのYOONに加え、映像監督でクリエイティブ・ディレクターのYUANN、そして『VOGUE JAPAN』ヘッド・オブ・エディトリアル・コンテントのティファニー・ゴドイなどが務めることが決定しており、今後さらに審査員は追加される。
選出されたクリエイターの作品は、『VOGUE JAPAN』公式ウェブサイトおよび『VOGUE JAPAN』公式SNSで紹介される。また、映像クリエイターに限り、『VOGUE JAPAN』公式SNSに掲載予定企画の制作に参加する権利を獲得できる。
日本独自の審査に応募すると、アジア地域限定公募にも自動的に応募されるため、アジア地域限定公募と日本独自の審査による助成金や機会の両方を同時に獲得できる可能性がある。アジア地域限定公募では助成金が支給されるほか、世界各国の『VOGUE』に掲載される機会や海外で開催予定のイベント「PhotoVogue Festival」での作品展示の機会を得られる。
アジア地域限定「PhotoVogue」・日本独自の審査概要
募集期間
2025年3月28日〜6月25日(CET/中央ヨーロッパ時間午前0時締切)
テーマ
- アジア地域限定「PhotoVogue」
「East and Southeast Asian Panorama(東・東南アジアのパノラマ)」
- 日本独自の審査
「Show Japan Through Your Lens(そのレンズが映す、日本という輪郭)」
作品規定
写真、映像およびマルチメディア作品。ジャンルは不問。ファッション、ドキュメンタリー、アート作品にかかわらず、以下の規定で提出
- 15枚以内の画像シリーズ(映像も可)
- これまで手がけてきた作品を厳選したポートフォリオ(画像15枚以内、映像も可)
- 60秒の映像作品
※ AI生成の作品は提出不可
応募方法
特設ページ(英語)より応募
※ 日本独自の審査に応募する場合は、応募フォーム上で居住国(Country of Residence)もしくは作品のテーマとなっている国(Project Country)として「JAPAN」を選択すること
応募資格
東アジアおよび東南アジアの国・地域とゆかりがある、18歳以上のフォトグラファーおよび映像作家。
※ グローバルフォトプロジェクトの「PhotoVogue」にも応募する場合は、別作品を提出すること
審査員・審査方法
- アジア地域限定「PhotoVogue」
世界各国の『VOGUE』スタッフで構成される審査員チームが、応募作品を幅広く包括的な視点から審査。2025年の審査員は随時発表予定。
- 日本独自の審査
- ペトラ・コリンズ (アーティスト、ディレクター)
- ガイア・レポシ (REPOSSI クリエイティブ・アンド・アーティスティック・ディレクター) Photo: Holy Gibson
- 石井孝之 (タカ・イシイギャラリー設立者)
- YOON (AMBUSH®クリエイティブ・ディレクター)
- YUANN (映像監督、クリエイティブ・ディレクター)
- ティファニー・ゴドイ (『VOGUE JAPAN』ヘッド・オブ・エディトリアル・コンテント)
優秀クリエイターに付与される助成金・機会
- アジア地域限定「PhotoVogue」
優秀クリエイター3名に、総額8,000米ドルの助成金を授与
- 「Outstanding Vision Grant」:創作の限界を押し広げ、新たな可能性を切り開くクリエイターに贈られる賞。4,500米ドル。
- 「Vision Grant」:ユニークな視点を持つクリエイターに贈られる賞。2,000米ドル。
- 「Rising Voice Grant」:独創的で有望な新進クリエイターに贈られる賞。1,500米ドル。
- 世界各国の『VOGUE』に掲載する機会を提供
- 海外で開催予定のイベント「PhotoVogue Festival」での作品展示
- トップクリエイターによるポートフォリオのレビューを受けられるオンラインイベント「PhotoVogue バーチャル・ポートフォリオ・レビュー」への参加権
- 日本独自の審査
- 『VOGUE JAPAN』公式ウェブサイトおよび『VOGUE JAPAN』公式SNSで紹介
- 映像クリエイターに限り『VOGUE JAPAN』公式SNSに掲載予定企画の制作に参加する機会を提供
コンデナスト
『VOGUE』『GQ』『AD(アーキテクチュラル・ダイジェスト)』『コンデナスト・トラベラー』『ヴァニティ・フェア』『WIRED』『ザ・ニューヨーカー』『グラマー』『アリュール』『ボナペティ』『セルフ』など、アイコニックなブランドを有するグローバルメディア企業。ニューヨークに本社を置き、あらゆるプラットフォーム向けに賞を獲得したジャーナリズム、コンテンツ、エンターテインメントを制作。中国、フランス、ドイツ、インド、イタリア、日本、メキシコ、スペイン、イギリス、アメリカ、台湾など世界32の市場で事業を展開している。