ラッピングの内側から「シグネチャーストライプ」が現れる
ロサンゼルスのランドマーク的な存在の「ポール・スミス メルローズ・アヴェニュー ショップ」は鮮やかなピンク色の外観でよく知られているが、このピンク色のラッピングの内側からポール・スミスの代名詞である「シグネチャーストライプ」が現れる。ブランドの代名詞である「シグネチャーストライプ」をまとった巨大な熱気球が大空を旅した2021年秋冬シーズンの「ストライプ」キャンペーン。
この成功を受け、今回はロサンゼルスにある「ポール・スミス メルローズ・アヴェニューショップ」の”ピンク色のラッピング”を剥がし、その内側に隠れていたシグネチャーストライプを公開する。ポール・スミスのチームによって考案された今回のキャンペーンはシグネチャーストライプのヘリテージ、クラフトマンシップ、イノベーションへのトリビュートとして、ロサンゼルスで活躍する広告壁画の専門家グループ、「Overall Murals」のアーティストたちによって描かれた。写実的な壁画はピンク色のラッピングを剥がすとその中からシグネチャーストライプが現れるといった、巧みなトロンプルイユ(騙し絵)のような効果を得られるようにデザインされた。「シグネチャーストライプ」が象徴する職人技の哲学の証として、22フィートのインスタレーションは15ガロン(約57リットル)ものペンキを用い6日間をかけて100年以上変わらぬ伝統的な技法で描かれた。「シグネチャーストライプ」を構成する40種類の色はひとつひとつ丁寧に目分量でペンキを調合し、壁画全体は3人のペインターによって丹念に仕上げられている。「ポール・スミス メルローズ・アヴェニューショップ」の壁画は2022年春夏シーズンの「ストライプ」キャンペーンのイベントや活動の一環として施され、期間限定のインスタレーションとなっている。