キシル幼保家具プロジェクト
国産無垢材を使用した家具の企画・製造・販売を手がけるキシルは、こどもたちに質の高い環境で安心・安全に過ごしてもらえるよう「キシル幼保家具プロジェクト」を開始。日本の木は柔らかいので触り心地がよく、白っぽい木の色は部屋を明るくする。香り成分の持つリラックス効果や殺菌効果などが健康に役立つことも広く知られている。「その素晴らしい素材で幼保用の家具をつくれないか?」と各施設からの相談がこのプロジェクトのスタートとなった。
このプロジェクトのプロダクトデザインは、イタリアで家具業界に携わった経験を活かし、日本で自らデザインしたおもちゃブランドを立ち上げた経験もあるデザイナー富永周平を起用。富永周平は海外でも評価されており、英国“MONOCLE”の雑誌に記事が取り上げられたこともある。世界的評価を持つ富永周平により、楽しい色使いの幼保家具が完成した。
使用する木材に違法なものが混じらないよう、クリーンウッド法の適合事業者登録を行い、FSC(R)認証材という国産的に認証されている木材を扱える強みを生かし、FSC(R)認証材のみを使用した幼保家具の製造に取り組んだ。塗装膜は食品衛生法に合格した、植物オイル系の塗料を使用しており、子供たちが口につけても安心な塗料となっている。
SDGs(持続可能な開発目標)とのつながり
今回の幼保家具を含め、キシルで製造される家具は全て国産材で作られている。単なる国産材というだけでなく、植林などで持続可能なことを証明する木材認証制度(CoC認証)を取得し、その認証材を建築や製品づくりに活かし、SDGsに繋げている。