小さな漁村のリズムを体感する野外フェスティバル「あのり拍子-anorhythm-」開催
三重県志摩市の漁村、安乗(あのり)にて、地元の有志達と共に踊りと音楽を通して安乗を体感する野外フェスティバル「あのり拍子-anorhythm-」が2022年11月26日(土)に開催される。
重要無形民俗文化財の安乗人形芝居や海女文化が継承され、古くから自然と人との共生をしてきた人口1,500人ほどの小さな漁村「安乗」。「あのり拍子」は、安乗の自然と伝統文化、人々営みから生まれる特有なリズムのこと。本イベントは、知られざる豊かな安乗の魅力にインスパイアされた音楽とコンテンポラリーダンスを通して「あのり拍子」を来場者に体感してもらうものとなっている。
イベントのみどころ
- オープニングは安乗神社宮司による祈祷
- 音楽家の大友良英、角銅真実、冥丁、コンテンポラリーダンサーの小暮香帆が共演するライブセッション
- 安乗の民俗、芸能、食をテーマに、重要無形民俗文化財の安乗人形芝居による展示やワークショップ
- 安乗の海女によるトークショーや海女道具のワークショップ
- 志摩/安乗の伝統食と海の幸・山の幸をふんだんに使ったフード出店
- オフィシャルバーではあのり拍子限定カクテルを用意
- 全国的にも珍しい四角いのぼれる燈台「安乗埼灯台」の特別夜間参観やライトアップ
参加アーティスト紹介
大友良英 Yoshihide Otomo
大友良英は、映画やテレビの音楽を数多く作りつつ世界各地のノイズや即興の現場がホームの音楽家。1959生まれ。美術と音楽の間のような作品から、一般参加のプロジェクトも多数。長年にわたりアジア各地の音楽によるネットワークづくりにも奔走。震災後は故郷の福島でも活動。2012年芸術選奨文部科学大臣賞芸術振興部門受賞。2013年「あまちゃん」の音楽でレコード大賞作曲賞受賞。2017年札幌国際芸術祭の芸術監督。福島市を代表する夏祭り「わらじまつり」の改革も手がける。
角銅真実 Manami Kakudo
角銅真実は、長崎県生まれの音楽家、打楽器奏者。マリンバをはじめとする様々な打楽器、自身の声、言葉など身の回りの気になるものを用いて、自由な表現活動を国内外で展開中。2020年、初めて「うた」にフォーカスしたアルバム『oar』ユニバーサルミュージック発表。
冥丁 MEITEI
日本の文化から徐々に失われつつある、過去の時代の雰囲気を「失日本」と呼び、現代的なサウンドテクニックで日本古来の印象を融合させた私的でコンセプチャルな音楽を生み出す広島在住のアーティスト。エレクトロニック、アンビエント、ヒップホップ、エクスペリメンタルを融合させた音楽で、過去と現在の狭間にある音楽芸術を創作している。これまでに「怪談」、「小町」、「古風」(I & II)などによる三部作シリーズを発表。Cartier、資生堂、IPSAなどのためのオリジナル楽曲の制作も手掛けている。
小暮香帆 Kaho Kogure
ダンサー・振付家の小暮香帆は、6歳より踊り始め、現在は国内外で自身の作品を発表しながら劇場、音楽ライブ、メディアなど様々な領域で活動している。近年は他ジャンルのアーティストとのコラボレーション、映画への振付、モデル活動など。第6回エルスール財団新人賞受賞。DaBYレジデンスアーティスト。2022年度アーツコミッション・ヨコハマU39アーティスト・フェロー。めぐりめぐるものを大切にして踊っている。
「あのり拍子-anorhythm-」開催概要
日程 | 2022年11月26日(土) |
時間 | 12:30 開場、13:30 開演、19:00 終演/閉場 |
会場 | 安乗岬園地 |
出演 | 大友良英/角銅真実/冥丁/小暮香帆 |
チケット | Peatixサイトや三重県内チケット販売店にて購入可 |
ウェブサイト | https://anorhythm.jp/ |