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小松宏誠による新作、せせらぎ館内に「はるかぜ」、公園内に加藤美紗「溢れる」などが展示

大田区文化振興協会では、大田区の公共空間にアートを仕掛けることで、新たな風景の創出を試みるOTAアート・プロジェクト「マチニエヲカク」を実施している。VOL.5として、田園調布せせらぎ公園にて野外展覧会小松宏誠 + 加藤美紗 Kosei Komatsu Studio(MAU)「光と風のモビールスケープ」を2023年5月2日(火)kら6月7日(水)まで開催する。本展は田園調布を潤す小さな森である田園調布せせらぎ公園に、モビールアートと公園の自然現象が融合する風景を新たに創出する試み。

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光と風のモビールスケープチラシ

アーティスト・小松宏誠は、空気の微細な動きを可視化する人工の羽根で美しい空間体験を与えるモビールを制作している。そのモビールを用いた公園のための新しいランドスケープアートを観ることができる。森に広く仕掛けた羽根たちが風見鶏のように風に遊び、陽光の煌めきを拡散していく。緑地内に生み出されたモビールスケープ(Mobile art / Landscape)は、誰もが遊歩道を散策しながら楽しめるアートであると同時に、来訪者が自然の美しさを再認識する装置となる。

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「マジックアワーのモビール」2022年

小松宏誠 / Kosei Komatsu

1981年徳島県生まれ、2004年武蔵野美術大学建築学科卒業。2006年東京藝術大学大学院終了後、アーティストグループ「アトリエオモヤ」のメンバーとして自然の物理現象にを用いた作品制作を開始。2014年に独立。「浮遊」や「鳥」への興味からはじまり、現在では「軽さ」「動き」「光」に着目した作品を展開中。美術館での作品展示をはじめ、商業施設など大空間の空間演出も行う。2022年武蔵野美術大学建築学科特任准教授着任。

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「はるかぜ」2022年

加藤美紗 / Miisa Kato Kosei Komatsu Studio(MAU)(武蔵野美術大学建築学科小松スタジオ)

1998年生まれ。2023年武蔵野美術大学建築学科卒業(小松スタジオ第1期生)。2023年「2022年度武蔵野美術大学卒業・修了制作展」優秀賞受賞。

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「溢れる」2023年

OTAアート・プロジェクト / マチニエヲカク

大田区文化振興協会が主催する地域密着型のアート・プロジェクト。大田区の文化資源(ヒト・モノ・コト)とともにアートを創り、地域の活性化を目的としている。現代アート部門《マチニエヲカク》は、大田区の公共空間にアートを仕掛け、新たな風景を創出する事業。

小松宏誠+加藤美紗 Kosei Komatsu Studio(MAU「光と風のモビールスケープ」

会期2023年5月2日(火)から6月7日(水)まで
時間9:00 ~ 18:00
休館2023年5月11日(木)
会場田園調布せせらぎ公園・せせらぎ館