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東洋と西洋の対話を駆使するクロスメディア・アート

北京とニューヨークを拠点とするアーティスト、ダイ・イン(Dai Ying)による個展「Lines of Infinity」が、ホワイトストーンギャラリー銀座新館で2026年3月6日(金)から4月4日(土)まで開催される。本展はダイ・インにとって東京での初の個展。

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ダイ・イン 《Endless Life 1》2025,、195.0 × 195.0cm、紙・
ミクストメディア

ダイ・インは、伝統的な中国の書や水墨画の精神、その技法を採り入れつつ、現代的な抽象表現、マテリアルの実験、そして精神的な探究を深めるクロスメディア・アーティスト。幼少期からの書道の鍛錬は、彼女をして「線」を静的な形態ではなく、呼吸、リズム、時間感覚、動作の痕跡として理解せしめた。それは現在も彼女の制作に通底する基盤となっている。

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ダイ・イン 《Endless Life 3》2025,、90.0 × 90.0cm、紙・
ミクストメディア

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ダイ・イン 《Endless Life 5》2025,、96.0 ×
130.0cm、紙・ミクストメディア

ダイ・インの芸術言語は、多層にわたる制作プロセスと循環的な構造に根差している。おもに中国の宣紙、絹、油絵具、中国画の顔料および日本の顔料、アクリルなどを用いながら、東洋的な素材の伝統を西洋の媒体と対話させ、反復的な染色や塗り込み、身振りを連想させる筆致の介入、などを通して複雑な表層を構築していく。螺旋状の形態、流れるような線描、変転する密度が作品の中に繰り返し現れ、エネルギーの循環、生命のサイクル、ひいては身体、自然、宇宙が互いに浸食しあう様を想起させる。彼女の実践は、抑制と感情の大胆な発露との狭間を自在に行き来し、素材が浸透し、重なり合い、変容することで、作為的でありながらも有機的な作品として結実してゆく。

本展では、ダイ・インの作品は草間彌生と田中敦子の数点の作品と並置され、歴史的・文化的文脈は異なるものの、反復、身体的実在、見えなき力の可視化、といった共通項で彼女たちの作品は共鳴しあう対話を形成している。

ダイ・イン(Dai Ying/戴瑩)

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ダイ・イン

1983年中国・四川省生まれ。現在北京およびニューヨークを拠点に、中国と西洋という二つの文化圏を横断して制作を行うクロスメディア・アーティストである。5歳より伝統的な中国の書と水墨画の体系的な訓練を受け、東洋の精神性と現代的な表現とを融合させた独自の芸術言語を段階的に発展させてきた。

ダイ・インの制作は、女性の力やダイ・インの制作は、女性の力や地政学的アイデンティティへの思索を基盤としている。複数のメディアの多層化、素材の混淆、象徴的構造を通して、現代社会の構造と生命の宇宙的な論理との間に潜む命目に見えない繋がりを探求している。

ダイ・イン個展「Lines of Infinity」開催概要

会期2026年3月6日(金)~4月4日(土)
時間11:00~19:00 ※日・月休廊
会場ホワイトストーンギャラリー銀座新館
URLhttps://tinyurl.com/3kzbnvyt