KUMA experiment 2023-24 第五弾
クマ財団による若手クリエイター支援事業「KUMA experiment 2023-24」の奨学生による第五弾企画展「Pendulums」が、2024年2月10日(土)から2月25日(日)までクマ財団ギャラリーで開催される。参加するクリエイターは、アイデンティティをテーマに色鉛筆を用いた絵画を軸にして表現を模索する海老原イェニ、グラフィックデザインを軸に幅広い分野で活動する小河原美波、映像メディアにおける陰謀論の表象について研究と制作を行う薛大勇、インスタレーションの領域で人間が能動的に作りだす空間性に関心を持って取り組む戸谷太佑、演劇の活動から建築を志し、都市におけるあたらしい場面転換の発生を目指す新美志織、日課とするドローイングから支持体と描画材との関り方を探求する宮林妃奈子の6名。
異なる領域で未来を見据えて創作する若手クリエイターがそれぞれの取り組みを発表する。
参加作家プロフィール
海老原 イェニ / Yennie Ebihara
幼少期は⾹港で育ち2015年に帰国。英語の環境で育ち多様な⽂化や⾔語を経験してきた。その経験を通して⾃分の関わっている社会環境や社会問題を独⾃の視点から観察し、取り巻く社会に対して作品を媒体として考えを表現している。
小河原 美波 / Minami Ogahara
東京藝術大学美術研究科デザイン専攻在籍。グラフィックデザインを軸に、ブックデザインやテキスタイル、ファッションなど、幅広い分野で活動。リサーチやフィールドワークから得た、観察をベースにしたものづくりを大切にしている。
薛 大勇 / Hsueh Dayung
東京藝術大学先端芸術表現科在籍。台湾と日本を拠点に映像メディアにおける陰謀論の表象について研究、制作をしている。
戸谷 太佑 / Taisuke Toya
人間が能動的に作りだす空間性に関心がある。日常の裂け目のように立ち現れるメタ空間への身体介入を通し、既に確立された世界に批判的感性や固有の空間の獲得を目的として活動している。
新美 志織 / Shiori Niimi
演劇の裏方の活動を通じて建築の道を志した。変化を楽しめる都市を目指して都市における新たな【場面転換】の提案を行う。軽トラックの荷台に乗せられる規格内で小さな建築を設計・販売する【二畳建築】を考案。
宮林 妃奈子 / Hinako Miyabayashi
2023年ベルリン芸術大学視覚芸術学部修了 マイスターシューラー取得。現在、東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻在籍。日課としているドローイングの連続性を手がかりに、支持体と描画材との必然的な関わり方を探究している。
「Pendulums」開催概要
会期 | 2024年2月10日(土)〜2月25日(日) ※火・水曜日は休廊 |
時間 | 12:00~19:00 |
会場 | クマ財団ギャラリー |
料金 | 入場無料 |
主催 | 公益財団法人クマ財団 |
URL | http://tinyurl.com/3zdz3umt |