2022年に続きアーティスト友沢こたおが今年も参加決定
アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker」を運営するThe Chain Museumは、ユニークな場所を舞台に実施するアーティスト・イン・レジデンス プログラムの第三弾を実施し、2022年に続き、アーティスト友沢こたおがレジデンスに参加する。レジデンスでの制作風景や制作された作品情報については、ArtSticker限定で公開していく。また、エントリー販売は2023年10月3日(火)13:00から10月24日(火)23:00までとなる。
開催概要
アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker」は、これから更なる期待が寄せられるアーティストに制作活動の場を提供する、アーティスト・イン・レジデンス・プログラムを2022年からスタート。本プログラムの目的は、今後期待されるアーティストの制作のサポート、また国内の芸術文化振興の一助となることを目指す。そして滞在されるアーティストが普段の制作の場と違う、自然豊かで静かな環境に身を置くことで、制作に没頭し、今までにない新たな創作の視点やインスピレーションを見出す機会を提供する。
アーティスト・イン・レジデンスの第三弾となる今回は、2022年のレジデンスに続き、アーティストの友沢こたお。現在、東京藝術大学大学院美術研究科に在学し、スライム状の物質と有機的なモチーフが絡み合う独特な人物画を描く。シンプルな構成ながら、物質の質感や透け感、柔らかさのリアルな表現が見る者に強い印象を与える、注目の若手アーティスト。大学院修了を控える中で、アーティストとして次なるステップに向けて、今回のレジデンスでは新しい表現や可能性を模索する時間を過ごした。
友沢 こたお / KOTAO TOMOZAWA
1999年、フランス·ボルドー生まれ。スライム状の物質と有機的なモチーフが絡み合う独特な人物画を描く。シンプルな構成ながら、物質の質感や透け感、柔らかさのリアルな表現が観る者に強い印象を与える。東京藝術大学美術学部絵画学科油画専攻で学び、2019年度久米賞受賞、2021年度上野芸友賞受賞。
篠原一男建築:Tanikawa House
「篠原一男建築:Tanikawa House」は、1974年、谷川俊太郎が一編の詩を建築家篠原一男に託して建てられた北軽井沢の別宅。篠原は「白の家」(1966年)や「ハウスインヨコハマ」(1984年)で知られる、日本戦後モダニズムの雄であり、代表作の一つであるこの住宅は特に日本やスイスの建築業界では垂涎の名建築として認識されてきた。この住宅の最大の特徴は、南北に9mの幅、1.2mの落差を持つ傾斜した土間の空間。まるで住宅の中に地面が入り込み、そのまま反対側へと通り抜けたようなこの空間は、穏やかに起伏した敷地の斜面をそのまま住宅に取り入れるという篠原の考えのもと設計された。自然のままの地面としての床が二対の架構に支えられた屋根によって内包された空間は、足を踏み入れた者に不思議な緊張感を感じさせる。
ArtSticker
The Chain Museumが運営する、アートに出会う機会と、対話を楽しむ場所を提供し、アート鑑賞の「一連の体験をつなぐ」プラットフォーム。著名アーティストから注目の若手アーティストの作品まで、幅広く収録。作品のジャンルも、インスタレーション、絵画、パフォーミングアーツなど、多岐にわたる。
「友沢こたお |Artist in Residence by ArtSticker Vol.3」開催概要
実施期間 | 2023年夏(実施済み) |
エントリー販売 | 2023年10月3日(火)13:00から10月24日(火)23:00まで |
会場 | Tanikawa House |
URL | https://bit.ly/45ayGUa |