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現代アートの「なぜ?」を解き明かす

文化研究者・山本浩貴による著書『12ヶ月で学ぶ現代アート入門』が美術出版社より2025年4月22日(火)に発売される。難解と思われがちな「現代美術」について、12のテーマに分けて平易な語り口で解説、アートの入門書の決定版となる。

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著者は、『現代美術史 欧米、日本、トランスナショナル』(中央公論新社、2019)も刊行している気鋭の文化研究者・山本浩貴。本書はウェブ版「美術手帖」の連載「10ヶ月で学ぶ現代アート」をもとに、新たに「マーケット」「ケア」2章分の書き下ろしに加え、現代美術の現場の声を伝える5名のアーティスト・研究者へのインタビューを新たに収録。さらにテーマごとにおすすめの書籍を紹介する充実のブックガイドもついており、アートを学びたい方、総体的に教養としてアートの知識を身につけたい方にも向いている。

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「そもそも、現代アートって何?」「現代アートの現代は何を意味する?」「コンテンポラリー·アートと現代美術の違いは?」といった、現代美術をめぐる根本的なテーマを12の章に分け、具体的な作品やアーティストを挙げながら、簡潔にわかりやすく解説。本書のために書き下ろした「マーケット」と「ケア」の章は近年とくに注目されているテーマとして、市場や社会の現状に踏み込んだ、発展的な内容になっている。さらに、現代アートの現場で活躍する会田誠、飯山由貴、尾崎翠(明日少女隊)の3名のアーティストと、研究者である小川公代(文学)、松村圭一郎(人類学)へのインタビューも収録。実戦を通したアクチュアルな言葉を通して、リアリティをもって理解を深めることができる。

山本浩貴

1986年生まれ。文化研究者。実践女子大学文学部美学美術史学科准教授。単著に『現代美術史 欧米、日本、トランスナショナル』(中央公論新社、2019)、『ポスト人新世の芸術』(美術出版社、2022)。共著に『レイシズムを考える』(共和国、2021)、『この国(近代日本)の芸術 〈日本美術史〉を脱帝国主義化する』(月曜社、2023)ほか。

『12ヶ月で学ぶ現代アート入門』書籍概要

発売日2025年4月22日(火)
仕様A5変型/224ページ
定価1,800円+税
ISBN978-4568105872
URLhttps://tinyurl.com/3jz2krxd