星野リゾート リゾナーレ大阪に創造的思考を育む日本最大級のアトリエが開業
星野リゾートと、教育を通した社会づくりや学びの環境づくりを手掛けるまちの研究所は、「創造力を遊びこむ」をコンセプトとして開業する「星野リゾート リゾナーレ大阪」に、日本最大級のアトリエを2022年12月16日にオープンする。世界で最も先進的な乳幼児教育の一つと言われるイタリア発の「レッジョ・エミリア・アプローチ」を取り入れ、子どもたちの創造力が育まれる滞在を提供する。
創造的思考を育むアトリエ
このたび開業する日本最大級のアトリエは、大阪湾を一望できるホテルの最上階28階にオープンする。物流拠点である大阪南港をテーマにカラフルなパレットを積み重ねたリズムのある楽しく洗練された空間が特徴となっている。ここでは、用意された沢山の素材(マテリアル)を見つめたり、丁寧に関わったりしながら、そのモノが持つアイデンティティを知る時間を過ごせる。この時間を通して、自分の気になるものを選択し、工夫して考える、モノとモノの関係性から新しい遊びを発見していく。このような主体的な行為が未来の可能性を生み出す「学び」の始まりとなるかもしれない。なお、アトリエ内は「興味」「探索」「表現」の3つのエリアがあり、それぞれで選択や探究をしていける造りになっている。
地域との繋がりを感じる(興味エリア)
アトリエの入り口には、「モノ」や「コト」に興味を持つきっかけとなるギャラリーがあり、地域との繋がりを感じることができる。リゾナーレ大阪が位置する南港は、さまざまな自然物や技術、人があつまり力を合わせてできた地である。ここから「あつまる」をテーマに、歯車やさまざまな形状の木材、きらきら光るアクリルなどを展示。ここに展示されている素材は全て、地域でモノづくりに関わる人々より提供されている。
自分の気になるを見つける(探索エリア)
さまざまなモノの色味や質感を感じる
「色彩」をテーマに素材が集まるエリアには、ベンガラ染めの布や四季によって色が変化する葉など、工業製品や自然物が装飾されている。柔らかいもの、かたいものなどの感触、色のグラデーションや、窓からの光に透過して見え方が変わる色合いとの出会いを通して、色彩感覚・質感を探究していく。
道具との出会い
「描く」を通して、専門家が使用する絵具や筆など、画材と出会えるエリアもある。色相の幅を感じられるよう、絵具の緑でも淡い色から濃い色、筆も細いものや太いもの、美しく並べられた画材から好きな道具を選べる。また、何をキャンバスとして表現するかも自由。画用紙はもちろん、窓、床に広がる大きな用紙など好きな素材に自由に選択できる。
全身を使って造形する
粘土や砂にふれて、手でこねたり、粘土に足跡をつけてみたり全身で体験。粘土は、陶芸粘土としても使用されるものを全4種類用意している。それぞれ色や質感が異なり、好奇心をそそる。
光と影を知る
スクリーンに見立てた白い布や壁に、プロジェクターでマテリアル(素材)を投影できるエリアを設けている。素材を映すことで、色が透き通って見えたり、一つのモノでも見え方が変わったり、光と影の性質を感じることができる。
面白いマテリアルや道具が集まるマテリアルライブラリー
さまざまな専門家が紹介する自然物、工業製品、工芸品など、暮らしの中の身近なマテリアルが集まり、多様な表現素材と出会えるライブラリー。「探究の棚」には、「魚・海」「虫・昆虫」「地学・石」「工芸」「工業」関係性を持つ5つのテーマに沿ったマテリアルや道具が集まり、子どもたちの興味・好奇心をかき立てる。
表現を深める(表現エリア)
探究のパートナーである芸術の専門家「アトリエリスタ」との対話を通して、創造力を引き出し、自分の表現を深めるプロジェクトに参加する。空間、構造、視覚など、テーマへのアプローチはさまざま。子どもたちだけで参加するものや、みんなで大きな作品づくりに挑戦するものなど、さまざまな体験が用意されている。
「アトリエ」施設概要
所在地 | 星野リゾート リゾナーレ大阪(ハイアット リージェンシー 大阪内) |
開業日 | 2022 年 12 月 16 日 |