フランスの巨匠 ダニエル・ビュランのアートインスタレーションが福岡の「天神ビジネスセンター」に常設展示
福岡市が推進する再開発促進事業「天神ビッグバン」第1号案件となる「天神ビジネスセンター」館内の常設展示に、モダンアートの巨匠 ダニエル・ビュレンのインスタレーション作品が選定された。直線を使ったストライプアートを得意とするビュレンの作品に加え、絵画的でサイトスペシフィックなアート作品を手掛けるアティナ・イオアヌの作品が展示されている。
展示作品紹介
「Light & Color, work in situ」 Daniel Buren / ダニエル・ビュレン
3つの異なる色を用いて完成された作品。作品の底部は同じ素材(白いプレキシガラス)で、白と黒のストライプが端まで伸び、交互にならべて構成されている。
「HG6 Alto Relieve」 Daniel Buren / ダニエル・ビュレン
高い壁面レリーフのシリーズ作品。ビュレンは交互に配置したストライプ、 明るい色、鏡を組み合わせ、空間や鑑賞者と対話するような作品を作り出すことを得意としている。鏡面は周囲の空間を捉えるだけではなく、捉えられた部分も作品の一部となる。
「The question of the helix in a broken cross composition」 Athina Ioannou/アティナ・イオアヌ
赤い布地や伝統的な男女の着物を素材として選び、手作業でつくられた幾何学的な三角形で構成されている作品。ステンレス製の構造体は、絵画のような巧みな素材の構成で、透明感や光の反射を利用して螺旋状に展開し、光とともに変化する。