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やわらかな試行錯誤を繰り返す若手アーティストとの出会い

アートの祭典「Art Squiggle Yokohama 2024(アートスクイグルヨコハマ2024)」が横浜・山下ふ頭で2024年7月19日(金)から9月1日(日)まで初開催される。Art Squiggle Yokohama 2024は「Squiggle(スクイグル:やわらかな試行錯誤)」を繰り返し、作品を生み出す若手アーティストを中心に、人の生き方をアート作品・空間を通じて楽しむことができる新しい現代アートフェスティバルとなっている。

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メイン展示では、国内外で更なる活躍が期待されるアーティストと対話をしながら、テーマやコンセプト、制作過程、作品そのものに「スクイグル」が見られる作品を選出。迷路のように構成された展示空間は空間デザイナーの西尾健史が手がけた。またアートについて語り合えるライブラリー&ラウンジも併設され、横浜湾を臨む景色を楽しんでいただける屋外スペースでは、週末に音楽イベント「Sound Squiggle(サウンド・スクイグル)」が開催される。

コンセプトとコンテンツ

展示作家プロフィール

宇留野圭

1993年岐阜県生まれ。2023年名古屋芸術大学大学院美術研究科修了。部屋や洗面台などの身近なモチーフを元に、機械の構造を用いた立体作品や舞台装置の様なインスタレーション作品を制作している。2023年、 ARTIST’S FAIR KYOTO 2023 マイナビART AWARD 最優秀賞受賞。主な個展に「予期せぬ接続」(FOC、石川、2024)、「KEY WAY」(BankART Under35)(BankART Station、神奈川、2023)など。

河野未彩

1982年神奈川県生まれ。視覚ディレクター/グラフィックアーティスト。音楽や美術に漂う宇宙観に強く惹かれ、2000年代半ばから創作活動を始める。多摩美術大学プロダクトデザイン専攻卒業後、現象や女性像に着目した色彩快楽的な作品を多数手がける。多色の影をつくる照明「RGB_Light」は、日米特許取得から製品化までを実現。

川谷光平

1992年島根県生まれ。 東京を拠点に活動する写真家。近い距離感から色鮮やかに被写体を捉える独自の作風が国内外から注目を集める。2019年、JAPAN PHOTO AWARD  シャーロット・コットン賞受賞。2021年、Kassel Dummy Award 2020で日本人初の最優秀賞を受賞した作品『Tofu-Knife』を出版。グループ展「BOOK_SPACES、2023」(Museum für Photographie Braunschweig、ドイツ)に参加。

GROUP

建築プロジェクトを通して、異なる専門性を持つ人々が仮設的かつ継続的に共同できる場の構築を目指し、建築設計・リサーチ・施工をする建築コレクティブ。 「海老名芸術高速」(2021)「新宿ホワイトハウスの庭の改修」(2021)「Involvement/Rain/Water passage」(金沢21世紀美術館、石川、2023)「手入れ/Repair 」(WHITEHOUSE、東京、2021)など。

小林健太

1992年神奈川県生まれ。写真家、アーティスト。立体、パフォーマンス、CG、VR、NFT、ファッションなどメディアを横断しながら写真表現を拡張する。主なグループ展は、「ハロー・ワールド ポスト・ヒューマン時代に向けて」(水戸芸術館、茨城、2018)、「COMING OF AGE」 (パリ、フォンダシオン・ルイ・ヴィトン、2022年)など。サンフランシスコアジア美術館に作品が収蔵されている。

中島佑太

1985年群馬県生まれ。2008年東京藝術大学美術学部卒業。大学卒業以後、一貫してワークショップを用いた活動を続けているアーティスト。ルールやタブー、当たり前だと考えられていることなどに関心を持ち、遊びや旅といった軽やかなテーマを通してその書き換えを試みている。近年は、保育施設で活動を拡張し、子どもたちやその周りにいる大人たちとの関わりから見えてくる社会の問題や課題をリサーチしながら、芸術と遊びの融合を模索している。

沼田侑香

1992年千葉県生まれ。2019~2020年ウィーン美術アカデミーに留学。2022年東京藝術大学大学院修了。アイロンビーズを用いて描くイメージはピクセル画を連想させ、新次元における表現方法を展開する。「Sapporo Parallel Museum」(北海道)、「USHIKU REDESIGN PROJECT」(千葉)など、プロジェクトベースの展覧会や地域活性プロジェクトにも参加している。

山田愛

1992年京都府生まれ。社寺建築や墓石を手がける石材店に生まれ育つ。2017年、東京藝術大学大学院美術研究科先端藝術表現専攻修了。石やドローイングを用いたインスタレーションを主な手法とし、根源的な地点へ誘う鑑賞体験を目指す。主な展示に、「瀬戸内国際芸術祭2019」(高見島、香川、2019)、「第26回岡本太郎現代芸術賞」(川崎市岡本太郎美術館、神奈川、2023)、「ARTISTS’ FAIR KYOTO」(京都新聞社ビル地下、京都、2024)など

光岡幸一

1990年愛知県生まれ。名前は、字がすべて左右対称になる様にと祖父がつけてくれて、読みは母が考えてくれた。(ゆきかずになる可能性もあった。) 宇多田ヒカルのPVを作りたいという、ただその一心で美大を目指し、唯一受かった建築科に入学し、いろいろあって今は美術家を名乗っている。矢野顕子が歌うみたいに、ランジャタイが漫才をするみたいに、自分も何かをつくっていきたい。一番最初に縄文土器をつくった人はどんな人だったんだろうか?

山下ふ頭

明治維新から世界と日本を繋いで、人、モノ、そして文化が交差し続けてきた場所。本イベントの会場である山下ふ頭・4号上屋もまた、日本の高度経済成長を支えてきた時代のアイコンであり、巨大な躯体を支えるトラス構造の建築は、昭和の建築技術の粋を集めた圧倒的なスケール感の内部空間を有している。山下ふ頭は数年後に大規模な再開発が予定されており、本イベントは、歴史的にも貴重な建築物をアートとともに体験する試みでもある。

「ART SQUIGLLE YOKOHAMA 2024」 開催概要

会期2024年7⽉19⽇(⾦)〜9⽉1⽇(⽇)
時間平日・日・祝日 11:00-20:00 (19:15 最終入場)
金・土  11:00-21:00 (20:15 最終入場)
会場横浜山下ふ頭
料金前売り 2,200円/ 当⽇ 2,400円/ ⼤学⽣、⾼校⽣ 1,500円/ 横浜市⺠割 前売り 2,000円/ 当⽇ 2,200円
チケットArtStickerにて販売
URLhttps://artsquiggle.com/