50年にわたる軌跡と物語性を映し出す
スペイン・ア・コルーニャのMOP財団展示スペースで、写真家アニー・リーボヴィッツによる展覧会「ワンダーランド」が2025年 11月22日から2026年5月(予定)まで 開催される。本展は同財団のグローバル写真プログラムの一環として行われ、リーボヴィッツはこのシリーズに参加する初の女性作家となる。

Ben Stiller, Jacquetta Wheeler, Ai Tominaga, Karolina Kurkova, Oluchi Onweagba, and Stella Tennant, Paris, 2001. © Annie Leibovitz
リーボヴィッツは50年以上にわたり、時代を象徴する人物たちのポートレートを撮影してきた。ローリングストーン誌でのキャリア初期には、ジョン・レノンやボブ・ディラン、ミック・ジャガーらロックアイコンを捉え、後にVogue誌ではファッション写真に革新をもたらした。大胆な構図と演出、深い物語性を持つ作品群は、視覚芸術としての写真の可能性を広げ続けている。本展では、《ワンダーランド》と題された彼女の世界観を通じ、人物像とストーリーが交錯するビジュアルが展開される。ベン・スティラーを球体に閉じ込めてセーヌ川に浮かべる、デザイナーたちを『不思議の国のアリス』の登場人物に仕立てる、妊娠中のデミ・ムーアやミルクのバスタブに沈むウーピー・ゴールドバーグを撮影するなど、アイコニックな作品の数々が紹介される予定。
リーボヴィッツの写真には、ただの“瞬間”ではない、人間の本質や時代の精神が映し出されている。MOP財団代表マルタ・オルテガ・ペレスは、彼女の作品について「集合的記憶をかたちづくる記録」だと語っており、展覧会開催に強い意義を見出している。本展を通じて、ア・コルーニャの文化的厚みを広く発信するとともに、リーボヴィッツの“ワンダーランド”への旅が、多くの鑑賞者に新たな視点をもたらすことが期待される。
アニー・リーボヴィッツ「ワンダーランド展」開催概要
| 会期 | 2025年11月22日から2026年5月(予定)まで |
| 会場 | MOP財団 展示スペース(スペイン) |
| URL | https://tinyurl.com/5n7xwuzt |

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