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日比谷公園と一体となった比類なき街づくり。次世代スマートシティプロジェクト「TOKYO CROSS PARK構想」

　「内幸町一丁目街区」（以下「当街区」）の開発を推進する事業者10社より、当街区の事業構想である「TOKYO CROSS PARK構想」と、構想に基づき掲げる５つのテーマが発表された。当街区は、都心最大級の延床面積約110万㎡の開発プロジェクトであり、約16haの日比谷公園とつながるとともに、北地区・中地区・南地区の３つの地区で構成され、オフィスや商業施設、ホテル、住宅機能等を備える予定である。街の価値を最大化するため、当街区のマスターデザイン・空間づくりには、ロンドンを拠点に活動する大手設計事務所のPLPアーキテクチャーを起用している。

内幸町一丁目街区完成イメージ

「TOKYO CROSS PARK構想」で実現する３つのCROSS

CROSS 1：日比谷公園と街をつなぐ

隣接する日比谷公園と当街区を道路上空公園でつなぎ、日比谷・内幸町エリアの回遊性を高める。周囲に開かれ、公園と一体となった緑と水の豊かな空間に人々が集まり、安心・安全に心地よい時間を楽しむことができる、ウォーカブルな街づくりを実現する。

CROSS ２：都心主要拠点から多様な人が集まり、交わる結節点

大手町・丸の内・有楽町・銀座・霞が関・新橋といった様々な特性をもつ都心主要拠点の結節点に位置する当街区の立地を活かし、働く、遊ぶ、憩う、滞在する等あらゆる目的を持つ人々が交流し、唯一無二の体験ができる街づくりを実現する。

CROSS ３：事業者10社の共創

この地に根差した事業者10社が共創し、街づくり、デジタル、おもてなし、well-being、カーボンニュートラル・防災等それぞれの分野の強みをかけあわせて、新たな価値創造や社会課題解決を推進する、次世代スマートシティを実現する。

日比谷公園から街区を臨む（イメージ）

銀座側から2haの大規模広場を臨む（イメージ）

「TOKYO CROSS PARK構想」が掲げる５つのテーマ

人が主役の街づくり

日比谷公園と街をつなぐ「２つのデッキ状の道路上空公園」、「31mの高さにある基壇部上広場」、「2haの大規模広場」といった、人々が出会い・ふれあい・新たなコミュニティを育む「パブリックスペース」を整備。

街づくり×デジタル

分野横断型の「第三世代」スマートシティ実現に向けて、DTC（デジタル・ツイン・コンピューティング）を活用した高度な都市ＯＳ（情報基盤）等の実装に取り組む。

おもてなしが広がり、人が集う街へ

帝国ホテル新本館開業に加え、中地区にはNTTグループと帝国ホテルによるスモールラグジュアリーホテルが、南地区にはwell-beingをテーマにしたホテルが開業し、訪れ、住まうすべての人々が楽しめる文化交流拠点を生み出す。

すべての人々のwell-being

皇居・日比谷公園の「緑」と当街区の「緑」が豊かに続き、身近に「自然」を感じ、五感を通じて触れ合える街区特性を活かし、街区内外の様々な公園・広場・空間を、人と人とがつながる活動フィールドとして、一人ひとりのwell-being（＝幸せ）を実現する街をめざす。

持続可能な街・社会へ

国が掲げる「2050年カーボンニュートラルの実現」に向けた都市部におけるフラッグシップとなるべく、当街区一体となった電化や省エネルギー等の取り組みや、再生可能エネルギー等の最適な組み合わせ・調達により、竣工当初から電気・熱エネルギーのCO2排出量実質ゼロの実現に向けて取り組んでいく。

31m基壇部上広場（イメージ）

街区と日比谷公園をつなぐ道路上空公園（イメージ）

マスターデザイン

当街区のマスターデザイン・空間づくりには、インタラクティブな空間デザインやサステナブルなデザインを提案する世界的な設計事務所「PLPアーキテクチャー」を起用。当街区の特性である6.5haもの広大な敷地、帝国ホテル新本館と3棟の超高層タワーが織りなすスケール感、日比谷公園に隣接する立地を最大限に活かす。日比谷公園の緑と水、アクティビティの可能性を広げる多様なパブリックスペースが計画された、街としての個性と調和が共存したデザインとしている。

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計画概要

街区全体イメージ

当街区の総延床面積は都心最大級の約1１0万㎡、約16haの日比谷公園とつながる道路上空公園や周辺の駅や都心主要拠点につながる地下・地上結節空間等を整備し、駅・まち・公園一体の歩行者ネットワークを形成する。北地区・中地区・南地区の３つの地区で構成され、地区間が連携して一体的な街づくりを推進する。北地区には帝国ホテル新本館及び、オフィスや商業施設、サービスアパートメント、賃貸住宅等を備えたノースタワーを整備。中地区にはオフィスやホテル、ホール、宴会場、産業支援施設等を備えたセントラルタワー、南地区にはオフィスやホテル、ウェルネス促進施設等からなるサウスタワーをそれぞれ整備する。