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産学連携で観光関連人財の育成や地方創生に貢献

使われていない「蔵」を宿泊施設にリノベーションする「The Bath & Bed Team (BBT)」が、金沢大学と共同で観光デザイン学類の「観光プロジェクト演習」を開設した。産学連携により、学びとまちづくりの体験創出を推進し、観光関連人財の育成や地方創生に貢献していくことが狙い。BBTは電通とエンジョイワークスの協業プロジェクトで、これまでに国内の5か所でリノベーションを完成させている。

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BBTは「まちと繋がる」をブランドコンセプトに掲げているが、その取り組みの第一弾として、豊島と共同で、サーキュラーエコノミーを体現するプロジェクトブランド「FOOD TEXTILE」の生地を用いた風呂敷「FURO&SHIKI まちと繋がる風呂敷」をブランドのオリジナルグッズとして開発。 宿泊者への提供や販売を予定している。FOOD TEXTILEとは廃棄野菜や食品残渣から染料となる成分を抽出して日本独自の技術で布を染めたもの。今後、蔵の拠点が増えるに従い周辺の生産者や食品関連企業から提供される残渣を元に風呂敷を制作・運用することで「まちと繋がる」体験を目指している。

「観光プロジェクト演習」概要

  • 正式科目名:観光プロジェクト演習(「まちと繋がる観光ビジネス」)
  • 講師:堤 敦朗 (金沢大学融合研究域 融合科学系・教授/先端観光科学研究所長)、福田 和則(株式会社エンジョイワークス 代表取締役代表)、森口 哲平(株式会社電通 BX クリエーティブセンター/The Bath & Bed Team ブランディング・ディレクター)
  • カリキュラム内容:観光事業や宿泊施設などのフランチャイズの仕組みの理解や、事業を行う際に必要な企画力の向上、ブランディングの手法、資金調達のためのクラウドファンディングのコミュニケーション方法や、オウンドメディア運用手法の習得など、あらゆる実践的なスキル獲得を目的とした講義を行う。 また、宿泊施設となり得る「蔵」探しや、その蔵を宿泊施設に生まれ変わらせるプロセスに並走するほか、宿泊者がまちと繋がる体験創造までの実習を予定。

FURO & SHIKI まちと繋がる風呂敷

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The Bath & Bed Team (BBT)

日本の気候に適した独自の建造物でありながら、日本全国に使われず遊休不動産として眠っている「蔵」を地域の資産と考え、その「蔵」をリノベーションして一棟貸しの宿泊施設に変えるプロジェクト。 「The Bath & Bed Team」の「蔵」は、ゆっくる過ごせる “お籠り(こもり)”に適した広いベッドなどがある快適な宿泊空間で、周辺を散策しやすい場所に立地しており、「まちと繋がる」地域体験創出型の施設となっている。 現在までに5棟をオープンさせ、将来的には100棟の完成を目指している。