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1950年代からソ連崩壊にいたるまでの数々のモダニズム建築

グラフィック社は『ソビエトアジアの建築物 ソ連時代の中央アジアを巡る記録』を2022年4月に発売する。かつてソビエト連邦構成共和国であったカザフスタン、キルギス、ウズベキスタン、タジキスタン。本書はイタリア人写真家のロベルト・コンテとステファノ・ペレゴが中央アジアを横断し、写真におさめてきたソ連時代の建築遺産の記録となっている。

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表紙写真は「ホテル・ウズベキスタン」1974年

ソビエト政権末期の数十年間に中央アジアの諸都市に建造され、はるか遠くモスクワからもたらされた「現代性」を具現化している独特な建物の写真群を見ることができる。

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「チョルスー・バザール」1980年

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「レーニン記念碑:イスタラフシャン・ダム」1965年

目次

中央アジアの都市を書き換える(文:マルコ・ブッティーノ) / ウズベク・ソビエト社会主義共和国 / タジク・ソビエト社会主義共和国 / カザフ・ソビエト社会主義共和国 / キルギス・ソビエト社会主義共和国 / ソビエト連邦時代の中央アジアにおけるモダニズム建築(文:アレッサンドロ・デ・マジストリス)

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「アウル集合住宅」1986年

著者プロフィール

東ヨーロッパ諸国、そしてアルメニア、ベラルーシ、グルジア、セルビア、スロバキア等の旧社会主義国の建築物についてイタリア人写真家のロベルト・コンテとステファノ・ペレゴが共同で探求。写真作品はさまざまな媒体で発表され、活動に関する講演等も定期的に開催されている。

編集・写真:ロベルト・コンテ

1980年生まれ。2006年に写真を撮り始める。現在、建築設計事務所、アーティスト、デザイナーと連携し、アバンギャルド様式から、戦後のモダニズム、ブルータリズム、そして現代建築と20世紀の建築物の記録に取り組んでいる。

編集・写真:ステファノ・ぺレゴ

1984年生まれ。2006年、廃墟となったミラノの産業用地の写真を撮り始め、以後、ヨーロッパ中の廃墟を何百箇所も記録してきた。旧ユーゴスラビアを訪れたことをきっかけに、近年、かつての社会主義国のモダニズムおよびブルータリズム建築の撮影に専心している。

『ソビエトアジアの建築物 ソ連時代の中央アジアを巡る記録』書籍情報

編集・写真ロベルト・コンテ、ステファノ・ぺレゴ
発売日2022年4月
仕様A5変形 並製 総192頁
定価2,200円