ジョルジオ・アルマーニがデザインする、海の上の極上ラグジュアリー空間
イタリアンシーグループとジョルジオ・アルマーニによる72メートルの「アドミラル」メガヨットが、2023年2月11日の夜、イタリアのマリーナ・ディ・カラーラにあるイタリアンシーグループの本社で開催されたプライベートイベントにおいて、遂にそのベールを脱いだ。デザイナーのジョルジオ・アルマーニと彼のチームが、アドミラル スタイル センターと2020年の立ち上げから共同で取り組んできた本プロジェクト。カスタマイズされた空間は、アルマーニ/カーザの世界観でエレガントに演出され、極上のクルーズ体験を提供する。ヨットは2024年初頭に納品の予定。
このヨットは、ジョルジオ・アルマーニがすべてのデザインを手がけた2艇のうちの最初の1艇で、エクステリアも、インテリアも一目でアルマーニと分かる美しいスタイルが見て取れる。常にデザイナーのクリエイティブにおける哲学の一部である「タイムレスなミニマリズム」が、シンプルさと洗練の原則に基づき、ハイエンドなメガヨットのコンセプトを細部にわたるまでエレガントに再定義している。
ダイナミックなデザインのエクステリア
建築の影響が色濃く感じられるエクステリアは、細部にまでこだわり抜いた、魅力的なデザイン。大きく、シャープで、ジオメトリックな量感が、曲線美を描く、やわらかなフォルムと絶妙なバランスを保ち、荘厳でありながらも、ダイナミックなアンサンブルを生み出している。大きな全面ガラスの開口部が室内にもたらす効果によって、外光が照明や周囲の環境にシームレスに溶け込み、スライド式パネルの位置を巧みに変えるだけで光量を調節することができる。
アルマーニ/カーザのインテリア
インテリア空間は、アルマーニ / カーザのファーニチャーや装飾が、ジョルジオ・アルマーニの美的哲学を増幅させ、控えめで洗練されたラグジュアリー感と落ち着いた色調をもたらしている。大胆でありながらも、リラックス感のある室内装飾は、空間に組み込まれたさまざまな要素を組み合わせることで全体として調和がとれ、唯一無二の空間となっている。ミニマリズムの中に、優美で上質な素材や手作業による上質な仕上げ、ソフトなカラーと鮮やかなカラーの融合といった好対照の要素が存在している。
海とデザインの2つは、私が最も情熱を注いでいるものです。私は、家具や室内装飾に関する自分のアイデアを、ファッションと同じように、美意識と機能性がナチュラルに、エレガントなスタイルで一体となる航海の世界へと広げました。素材の選択、ディテール、製造においてクラフツマンシップを発揮したからこそ、カスタマイズされた空間をアルマーニ / カーザで作ることができたのです。それはまさにオーダーメイドの服を作るかのようです。
-ジョルジオ・アルマーニ、アルマーニ グループの会長兼CEO
イタリアンシーグループについて
ユーロネクスト ミラノ (EXM) に上場し、140メートルまでのモーターヨットやセーリングヨットの建造・改造を手がける世界的なラグジュアリーヨットのオペレーター。イタリア人起業家ジョヴァンニ・コスタンティーノが代表を務める同社は、格調高くエレガントなヨットで有名なアドミラル、スポーティでアヴァンギャルドなデザインと高い性能で知られるテクノマール、大型セーリングヨットの設計と建造で定評のあるペリーニ ナヴィ、クラシックで優雅なラインを持つイタリアの歴史ある航海ブランド、ピキオッティなどのブランドを市場に展開している。ジョルジオ・アルマーニを冠したヨットシリーズを制作する一方、リミテッドエディションのモーターヨット「テクノマール フォー ランボルギーニ 63」の設計と制作を手掛けるなど、イタリアの有名ラグジュアリーブランドとのパートナーシップを構築。アドミラル社は、イタリアンシーグループのベンチマークブランド カンパニー。1966年に創業され、2011年にイタリアンシーグループの傘下に入った同社は、その歴史の中で148艇のヨットを世に送り出している。