建築家 黒川紀章が設計した「中銀カプセルタワービル」が〈トーキョー カルチャート by ビームス〉とコラボ
ビームスは、東京・銀座で解体された「中銀カプセルタワービル」とのコラボレーションアイテム5型を2022年10月12日(水)より発売した。建築家・黒川紀章が設計した「中銀カプセルタワービル」の図面や設計図、竣工当時の写真を使用したデザインのアイテムが、メタボリズムの名建築の魅力を後世に語り継ぐ。ビームスジャパン4Fとビームス公式オンラインショップにて販売している。
中銀カプセルタワービル
「中銀カプセルタワービル」は、建築家・黒川紀章が設計を手掛けて、1972年に竣工。11階建てと13階建ての2棟のタワーで構成され、各タワーのコア周りに合計140個のカプセルユニットを取り付けた独特な形状と構造。メタボリズム建築を代表する作品だが、惜しまれつつも22年4月に解体工事が始まり、9月末に完了した。今回初となるコラボレーションは、〈トーキョー カルチャート by ビームス〉 ディレクター小川のリクエストにより、「中銀カプセルタワービル」の魅力を後世に語り継ぐべく、実現した。「中銀カプセルタワービル」がコラボレーションに応じるのは、2011年の『メタボリズムの未来都市展』以来となり、貴重な全5型のコレクションが完成した。ザインには、「中銀カプセルタワービル」の実際の図面のスキャンや、設計図に使用されていたイラスト、竣工当時の写真を贅沢に採用。さらに、新陳代謝を意味する『metabolism(メタボリズム)』をイメージしたロゴを、今回描き起こしている。
〈トーキョー カルチャート by ビームス〉とは
〈トーキョー カルチャート by ビームス〉は、2008年、“東京”から生み出されるアート、デザイン、カルチャーを世界に発信していくプロジェクトとしてスタートした。“CULT(熱狂)” “CULTURE(文化)” “ART(芸術)”を組み合わせたネーミングの“TOKYO CULTUART”では、アート作品やデザインプロダクツ、関連書籍は勿論のこと、コレクター心をくすぐるフィギュアやソフビなどの限定トイも展開。混沌とした東京らしさを通じて、現代の日本文化を発信する。